疾患別症状改善報告

REPORT

症状改善報告

【坐骨神経痛】ぎっくり腰から悪化した坐骨神経痛が13回の施術で完治した話。

  • 坐骨神経痛

 

症例報告

 

Top member 吉田

 

この記事は、足を引きずりながらでないと

歩けないほどの坐骨神経痛が、

改善するまでの過程を記しています。

 

仕事を続けながらでも完治に至った理由などを

交えながら記していますので、

患者さんの感想と合わせてご覧ください。

繰り返すぎっくり腰から坐骨神経痛に悪化した経緯

患者

34歳 女性 医療関係者

症状

坐骨神経痛

来院日

平成30年10月中旬

来院経緯

職業は医療関係で仕事内容は力仕事が多い。

 

発症は1週間前。

 

仕事の休憩終わりに椅子から立ち上がる時に、

「ズキッ」と痛みが走り、歩けないほどになる。

 

患者は「身体を動かせないと仕事にならない」と感じ、

その日は仕事を他の人に補助してもらいながらこなし、

次の日に近くの病院へ行く。

 

ぎっくり腰だったが、早くなおして

仕事に復帰しなければいけないことから、

医師に勧められていたブロック注射を受ける。

 

ブロック注射を受けて、痛みが和ぎ、

仕事をいつも通り行う。

 

仕事途中にそれまで普通に仕事をしていたが、

突然、2日前と同じように「ズキッ」と痛みが走り、

今回は臀部から下腿後面にかけて

ビリビリと電気が走るような痛みもある。

 

すぐに同じ整形外科を受診し、

レントゲン検査を受ける。

 

医師からは「ヘルニアではない。」と言われ、

注射と湿布を処方される。

 

注射は効果がなく、医師からは原因を

教えてもらえなかったことから、

「このままでは治らない。」と感じ、

インターネットで奈良県内の治療院を探す。

 

当院のホームページを見つけ、

患者さんの口コミで自分に似た症状があったことから、

ここなら治るかもしれないと感じ、来院を決意。

13回の施術で疼痛性跛行が出るほどの坐骨神経痛が完治に至った道のり

1診目

患者は現在腰から足にかけての痛みを訴えている。

 

問診の10分間も座るのが困難なほどである。

 

動かずに立っている時と寝ている時は若干楽とのこと。

 

疼痛性跛行(足を引きずって歩くこと)が見られる。

 

痛みの場所を確認する。

身体を動かすと臀部に痛みがあり、

常に足がビリっとしびれるような痛みがある。

(下図参照)

検査を行う。

SLRテスト(-)

FNSテスト(-)

上記テストは神経の支配領域に分けたヘルニアの検査であり、

どちらも陰性であることから、

「腰椎ヘルニア」の可能性は除外される。

 

検査や発症の経緯から、

疲労の蓄積によるぎっくり腰が悪化し、

坐骨神経痛になったものと判断して、治療開始する。

 

<治療>

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

大腰筋弛緩調整、内臓調整。

 

坐骨神経痛は変化が緩やかに出るため、

治療後の確認は行わない。

 

患者には、2点完治させるために必要なことを伝える。

 

➀来院ペースについて、

まずは疲労が溜まりにくい身体と治癒力を上げ、

定着させる必要があるため、

1週間に2回の来院を1か月続ける事。

 

⓶坐骨神経痛の発症は、疲労の蓄積によるものなので、

仕事はできる限り他の人に手伝ってもらい、

疲労を最小限にして仕事をすること。

 

以上2点に承諾を得て、治療終了。

2診目

前回から3日後の来院。

 

患者から「少し痛みが引いてきたので、

身体が動かしやすいです。」と報告。

 

<治療>

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

大腰筋弛緩調整、内臓調整、殿筋押圧。

 

次回4日以内に来院するように指示し、施術終了。

4診目

仕事の関係から1週間後の来院。

 

患者から「大分楽になりました。」との報告。

 

疼痛性跛行は消失している。

 

仕事が現在忙しく、症状が改善してきて、

身体を酷使してしまう可能性があるので、

患者に「楽になっているけど、無茶しないようにしてくださいね。」

と伝える。

 

<治療>

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

大腰筋弛緩調整、内臓調整、殿筋押圧、裏環跳刺鍼。

 

次回、仕事が忙しいと患者から報告があったので、

最低でも1週間以内には来院するように指示し、4診目終了。

5診目

前回から1週間後の来院。

 

患者から「仕事が忙しく、激しく動いてしまいました。

症状も少し戻って痛みが強いです。」との報告。

 

<治療>

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

大腰筋弛緩調整、内臓調整、殿筋押圧、裏環跳刺鍼。

 

今は仕事も落ち着いてきているということで、

次回から良い状態で定着させるために、

しっかりと週に2回のペースで来院するように伝え、5診目終了。

7診目

 

前回から4日後の来院。

 

患者から「痛みはほとんどなくなり、

たまに気になる時がある程度です。」との報告。

 

<治療>

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

大腰筋弛緩調整、内臓調整、殿筋押圧、裏環跳刺鍼。

 

次回4日以内に来院するように指示し、7診目終了。

8診目

前回から4日後の来院。

 

患者から「痛みを感じる時がなくなった。」との報告。

 

<治療>

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

大腰筋弛緩調整、内臓調整、殿筋押圧。

 

次回、間隔をあけて様子を見る為に、

1週間後に来院するように指示し、8診目終了。

10診目

前回から3日後の来院。

前回1週空けても調子が良かったため、

引き続き1週間後と伝えていたが、

予定より早い来院。

 

患者から「少しだけ足首辺りに痛みが出てきました。」との報告。

痛みの質が、坐骨神経痛で足に痛みがあったときと同じであったため、

他の疾患が発症したのではなく、

坐骨神経痛が残っていたものと判断して、治療を続ける。

 

<治療>

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

大腰筋弛緩調整、内臓調整、殿筋押圧、下腿アライメント調整。

 

次回、1週間以内に来院するように指示し、10診目終了。

13診目

前回から2週間後の来院。

 

11診目で痛みが消失。

それから痛みがない状態を維持できている。

 

<治療>

曲地・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

大腰筋弛緩調整、内臓調整、殿筋押圧、下腿アライメント調整。

 

今回の施術で痛みがない状態を維持できることを確認できたので、

次回からメンテナンスに移行する旨を伝え、施術終了。

患者さんの口コミ・感想

Q1、どのような症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

腰痛

整形外科で痛み止めの薬と注射

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

またその心配はどうやって解消しましたか?

特になし

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。

Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます。

今までの痛みがうそみたいになくなりました。

治していただいてありがとうございます。

お名前:E・S

ご住所:奈良県大和郡山市

ご年齢:

ご職業:

坐骨神経痛の原因と治療

今回の患者さんであるSさんは、

ぎっくり腰から悪化した坐骨神経痛になり、

座ることもできないほどの痛みで、

問診を座位で行えないほどでした。

 

整形外科で原因が見つからず、

湿布とブロック注射でも全く改善しない状態で、

本当に辛かったと思います。

 

当院を見つけていただけて本当に良かったです。

 

治療期間2か月、13回の施術で完治に至ることが出来ました。

 

これからもお仕事頑張ってくださいね(^^)/

 

 

それでは考察に移ります。

 

今回Sさんが発症した坐骨神経痛とは、

脊髄や脳などの中枢神経から全身へ伸びている末梢神経があり、

末梢神経の中で最も大きい神経が坐骨神経である。

 

坐骨神経は臀部から足先まで伸びており、

それに関連した痛みを総称して「坐骨神経痛」と言います。

 

腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などが

坐骨神経痛を引き起こす疾患として挙げられます。

 

Sさんの場合、引き起こした疾患として考えられたのが、

「梨状筋症候群」でした。

 

梨状筋症候群は

臀部にある梨状筋(詳しい位置は下図参照)の下に

坐骨神経が走行しており、梨状筋が硬くなることにより、

圧迫がかかり、痛みを発生させる疾患です。

梨状筋症候群の原因で一番多いのが疲労です。

 

Sさんの場合は休息を取っても疲労が取れにくい状態になっていました。

 

2つの要因によってそれらの状態は作り出されていました。

➀内臓の疲労

免疫力・治癒力の低下を引き起こします。

⓶大腰筋の短縮

大腰筋と並行して走っている血管を圧迫することにより、

血流障害を引き起こし、筋肉が弛緩しにくい状態になります。

 

整形外科でブロック注射を受けても改善したとしても、

これらの要因を改善しない限り、すぐに疲労が溜まり、

戻ってしまっていたのです。

 

私たちは今回のように、人によって異なった原因を

見つけ出すことが出来るため、

色々な治療を受けても改善しなかったり、

原因が分からないと言われた疾患でも、

改善に導くことが出来ます。

 

もし、あなたが原因が分からない疾患に悩んでいたとしても、

そんなあなたを治すために全力を尽くします。

 

あなたとのご縁、心よりお待ちしております。

 

 

感謝。

 

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

坐骨神経痛(梨状筋症候群等)ってホントに治るの?

同じ症状の改善報告