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38歳会社員男性が悩む「慢性腰痛」、ある以外な原因が痛みの理由だった!?

  • 慢性腰痛

症例報告 Top member丸山

 

この記事は、5ヶ所以上の整体や整骨院でも治らなかった「慢性腰痛」が、

腰とは全く違う部分の治療によって、短期間で治る症例について記しています。

 

腰痛は年齢に関係なく、悩んでいる人はたくさんいますよね。

今までいろんな治療院に行っても治らなかった人こそ、

この記事を最後まで読んで欲しいと思います。

 

 

「5年間、5ヶ所以上の治療院でも治らない慢性腰痛」

患者

38歳、男性、会社員、営業・販売

来院日

平成30年6月上旬

症状

腰痛、股関節痛

来院経緯

患者は仕事柄、一日中歩き通しや、立ちっぱなしである事がほとんどである。

そのためか、約5年前から腰痛に悩まされていた。

 

発症当初はマッサージに通うことで痛みを和らげていた。

マッサージを受けた直後は、腰の調子が良くなるが、

数日経つと痛みは現れ、またマッサージに通うという事を繰り返していた。

 

しかし、腰痛はだんだんと酷くなり、マッサージを受けても痛みが和らがなくなる。

範囲も広がりを見せ、背中から臀部まで広範囲に痛みを感じるようになった。

 

患者は、近所の整骨院を受診。

施術者から「骨盤がずれているので、腰痛が出る。」との所見で、

骨盤調整と患部への鍼灸治療が施された。

治療後は調子が良かったが、翌日にはいつも通りの痛みが現れた。

 

それからは有名とされる整体院や鍼灸院など、複数の治療院にかかり、

鍼灸治療、電気治療、カイロプラクティック、ストレッチなどを受ける。

だが、どこに行っても一時は調子が良くなるものの、

数日後には痛みが現れる事の繰り返しであった。

 

患者の仕事はだんだんと忙しくなり、身体への負担もかかる一方であった。

胃腸の不調を感じる事も増え、便秘や下痢を繰り返す事が多くなる。

このような時は同時に腰痛の痛みを強くなるので、胃薬と痛み止めを服用することが増えた。

 

発症から5年。

最近では右の股関節も痛くなり、立ちっぱなしの業務が辛くなる。

腰痛で仕事に集中できない場面が増え、以前に比べて痛み止めの服用量も多くなった。

日によって痛みの度合いが変わり、腰痛が激しい時はコルセットを着用して業務をするほどであった。

 

そんな折、患者の母親が、当院の治療で長年悩んでいた腰痛が完治する。

母親の強い勧めで、当院を受診する事を決意。

 

「計9回の治療で慢性腰痛が消失」

1診目

現在、患者は背中~腰、腰~臀部にかけての痛み、右股関節にも痛みを訴えている。

特に腰痛が酷く、背中は常に筋肉が張っている感覚がある。

胃腸の不調も訴えており、胃痛や膨満感があるという。

 

患部の触診と動作確認を行う。

脊柱起立筋と腰方形筋部に圧痛と硬結を確認(下写真参考)

仙骨外縁にも圧痛あり。

立位の状態で前屈、左右回旋時に痛みが増強。

股関節の痛みは施術室内で再現できず。

患者からは「仕事中に立っていたり、歩き続けていると痛みが出てくる」とのこと。

股関節~鼠径部にかけて痛みが出るようだ。(下写真参考)

次に徒手検査を行う。

SLRテスト(-)

FNSテスト(-)

ニュートンテスト(-)

パトリックテスト(-)

 

以上の検査結果から「腰椎椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「仙腸関節炎」の可能性を除外。

股関節痛に関してはパトリックテストも陰性で、

触診も異常がなかったため、股関節自体には異常なしと推測。

 

徒手検査と触診から、

患者の「腰痛」と「股関節痛」は骨格的なものが原因ではないと判断。

それ以外の原因を探りながら治療していく事を患者に説明し、同意を得る。

 

患者は立位で体幹回旋時に最も強く痛みを訴えたことから、

この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療開始。

(ペインスケールとは痛みを10段階で表わした指標のこと。10に近づくにつれ痛みが増す。患者に数字を示させる。)

 

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼

内臓調整、内臓下垂調整、下腿内旋変位調整

 

治療後、ペインスケール「10」→「6」

2診目

前回から3日後の来院。

患者から「背部の緊張が緩和したように感じる」との報告。

ペインスケール「6」のまま維持。

 

今回も内臓調整を主に治療していく。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼

背部兪穴にお灸し、内臓調整

腹膜調整、下腿内旋変位調整

 

治療後、ペインスケール「6」→「3」

3診目

前回から7日後の来院。

 

前回の治療後から、今回まで股関節の痛みを感じなかったようだ。

患者から「腰部の痛みはまだ少しあるものの、この1週間は痛み止めを服用しなかった。」とのこと。

 

ペインスケール「3」のまま維持。

腰方形筋部の圧痛も以前程は感じられない。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼

背部兪穴にお灸し、内臓調整

腹膜調整、下腿内旋変位調整、アキレス腱調整

 

治療後、ペインスケール「3」→「0」

体幹回旋時の痛みも消失。

施術室内で再現できる痛みはすべて消失した。

5診目

初診から20日が経過。

股関節の痛みは消失。

腰部は午後にかけて痛みが出るとのこと。

背部の緊張は以前程ではないが、多少感じるようだ。

 

ペインスケール「0」のまま維持。

今回も内臓調整をメインに、患部の微調整も行っていく。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼

背部兪穴にお灸し、内臓調整

腹膜調整、腸腰筋弛緩調整、大殿筋押圧

7診目

患者から「胃痛や膨満感がだいぶ軽減された。それに伴い背中の緊張も同時に解消した。」との報告。

背部を触診したところ、脊柱起立筋部の圧痛と硬結が確認されず。

 

腰痛も1週間のうち、1回しか感じなかったようだ。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼

背部兪穴にお灸し、内臓調整

腹膜調整、腸腰筋弛緩調整、大殿筋押圧

 

次回から2週間に1回のペースに移行する旨を患者に伝え、治療終了。

9診目

初診から2ヶ月が経過。

 

股関節痛、腰痛ともに消失。

仕事で長時間の立位でも腰に痛みはないという。

胃薬や痛み止めの服用、コルセットの着用も行っていない。

 

腰方形筋部の圧痛消失

ペインスケール「0」のまま維持。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼

背部兪穴にお灸し、内臓調整

腹膜調整、腸腰筋弛緩調整、腸脛靭帯弛緩調整

 

次回から1ヶ月に1回のメンテナンス期に移行する旨を伝え、治療終了。

「患者さんの口コミ・感想」

Q1、どのような症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

腰痛、股関節、内臓(胃・腸)の不調、

全身、肩首、足、腰回りの疲労回復

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

またその心配はどうやって解消しましたか?

心配はなかったです。

説明が丁寧で分かりやすかった。

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。

最初は痛みしか感じなかったです。しかし、丁寧で全身に響いている感じがしました。

Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

腰痛の痛みかと思っていたのが内臓の不調だと教えてもらった時になるひどと納得でした。確かに思い返せば胃腸は調子が悪かったです。

今では腰痛だと思っていた痛みが無くなりました。

内臓の調子も通院前と違って調子が良く、仕事に集中できる様になりました。

 

お名前:Y・F

ご住所:奈良市学園大和町

ご年齢:38

ご職業:会社員

「慢性腰痛の原因・治療」

今回の患者さんであるY・Fさんは約5年も慢性腰痛に悩まされていました。

Y・Fさんは5年間何もせずにいたわけでなく、

たくさんの治療院を巡り、あらゆる治療を受けてきました。

でも一時は良くなるものの、数日には痛みが現れるという繰り返しでした。

 

そんなY・Fさんが当院の治療で、再発なしで痛みの解消に至った理由は何だったのでしょう?

まずはY・Fさんの痛みの原因は知る必要があります。

 

まず、腰痛と背部痛についてですが、

原因は『内臓疲労(胃・腸)』にありました。

 

4診目までは腰を一切触らず、内臓調整を繰り返しただけですが、

それだけでぺインスケールは「0」になりました。

 

慢性腰痛の方は、回復力が落ちている状態なので、

いくら腰を治療しても、仕事などで体に負荷をかけると痛みを繰り返してしまいます。

回復力が落ちる原因としては、内臓疲労や自律神経、ホルモンバランスが乱れているのが理由です。

Y・Fさんの場合は問診から『内臓疲労』であることが予想されたので、

1診目から内臓調整をメインに行うことで、短期間で痛みが解消されたのです。

 

次に、右股関節痛についてですが、

これは『ベルトの締めすぎ』が意外な原因でした。

Y・Fさんは仕事中のズボンが自分のサイズと合っていないらしく、

ベルトをいつもキチキチに巻いていました。

加えて、右の後ろポケットに財布やスマホをいつも入れた状態で、仕事をしていたそうです。

 

男性の場合、この2つの要因のせいで、

股関節痛や腰痛を引き起こしているケースは少なくありません。

Y・Fさんには、自分に合ったズボンに正すか、ベルトを緩める事、

後ろポケットには財布やスマホを入れない事を指導いたしました。

そうした指導と治療によって、長年痛かった股関節痛が解消したのです。

 

このように、

慢性腰痛は患部以外のあらゆる所に原因が隠されており、

日常生活でも痛みの原因になる動作や癖が理由で、

痛みがなかなか解消されない事が多いです。

 

慢性腰痛の治療では、

原因を一つに絞らずに、多方面から原因を探しだす事が大事なのです。

 

最後に、

慢性腰痛に悩む方は「どこに行っても同じ」という考えを持ってられる方がいます。

そんなマイナスな考えは一旦置いておいて、一度当院に来て欲しいです。

痛みが出ているのは、どこかに必ず原因があるはず、

私たちは原因を特定することを得意としているので、

あなたが思ってもみない所に原因があるかもしれませんよ。

 

あなたとのご縁を心よりお待ちしております。

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慢性腰痛ってホントに治るの?

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