症状改善報告

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症状改善報告

【バレエダンサー】2年間続く三角骨障害、ポワントで踊れるように

  • 三角骨障害

症例報告

担当 丸山

 

「来院」

 

2017年3月

 

「患者」

 

女性、18歳、バレエダンサー

 

「主訴と来院理由」

 

2015年夏ごろから、バレエレッスン後に足首に痛みがでる。

バレエのポアントの姿勢で痛みが強く出る。

はじめはアイシング、サポーターなどで痛みに対処していたが症状は改善せず。

痛みが日によって違い、症状が強い日は足首を動かすだけで痛む。

整形外科、整体、整骨院、計6カ所の病院を2年間でまわる。

最後の病院で「もしかしすると三角骨障害ではないか」と診断される。

症状の診断がついたものの、近隣の病院では症状の改善は見られず、現在に至る。

 

当院のブログを見て、愛知県から来院を決意。

2泊3日の集中治療で来院。

 

6月にバレエ留学で渡米が決まっているので、それまでに治したいとの要望。

 

「治療経過」

 

2泊3日の集中治療、1日に3回、計9回の施術を行う。

 

1診目

 

痛みは日によって違うとのことで、今日はまだ調子が良いようである。

 

痛みが訴えている部分を触診。

痛みの場所が、三角骨障害で痛みが発生する場所と違う事が判明。

 

下記の図の外脛骨周辺に痛みを訴えていた。

痛みの発生機序や圧痛点から、

患者の足首の痛みは「三角骨障害」に加えて「有痛性外脛骨」による痛みだと判断。

「三角骨障害」と「有痛性外脛骨」を並行して施術することにする。

 

つま先立ちの姿勢(ポアント)をとると、外脛骨周辺に痛みあり。

ペインスケールは「5」

(ペインスケールとは痛みを10段階で表した時に痛みがどれくらい出ているかを示す指標のこと。10に近づくにつれ痛みの度合いが増す。患者に数字を示させる。)

 

治療:

足三里に置鍼をし、体全体のエネルギー調整

有痛性外脛骨の調整、後脛骨筋調整

 

治療終了後、ポアントのペインスケールは「5」→「2」

この時点で痛みは半分以下になる。

外脛骨周辺の圧痛(患部を押さえた時の痛み)はまだある。

1回目の施術終了。

 

2診目

治療:

足三里に置鍼をし、体全体のエネルギー調整

有痛性外脛骨の調整、後脛骨筋調整

治療内容は1診目と変わらず。

 

治療終了後、ポアントでの有痛性外脛骨のペインスケールは「2」→「0」

有痛性外脛骨の痛みは完全にとることが出来たが、圧痛はまだある。

 

この時点で足の踵骨周辺(三角骨周辺)に引っ掛かりと痛みを感じると患者が訴える。(下記図参照)

この患者の訴えは新たな場所に痛みがでたという事ではなく、

有痛性外脛骨の痛みが取れたため、踵骨周辺(三角骨障害)の痛みを顕著に感じることが出来たためと考えられる。

2回目の施術終了。

 

3診目

ポアントでの有痛性外脛骨の痛みはみられない。

しかし踵骨周辺(三角骨周辺)に痛みを訴えるようになる。

ペインスケールは「3」

今回から三角骨障害の治療を本格的にはじめる。

 

治療:

合谷に接触鍼、百会に置鍼

後脛骨筋調整

大腿骨アライメント調整、三角骨調整

 

治療終了後、

ポアントでのペインスケールは「3」→「2」

踵骨(三角骨周辺)の引っ掛かりはまだある。

 

3回目の施術終了。

1日目終了。

1診目から有痛性外脛骨を見つけることが出来たため

1日目からペインスケールを大幅に下げることが出来た。

 

2日目 4診目

前日見られた外脛骨の痛みはもうないとのこと。

今は踵骨(三角骨周辺)にしか痛みは感じられない。

ポアントでのペインスケールは「4」

 

治療:

合谷に接触鍼、足三里に置鍼

大腿骨アライメント治療、三角骨調整

 

治療終了後、

ポアントでのペインスケールは「4」→「2」

三角骨周辺に引っ掛かりは感じなくなる。

順調に快復しつつある。

4回目の施術終了。

 

6診目

ペインスケールは「1」

5診目終了時点で痛みは感じている様子はあまりなく、違和感がある様子であった。

患者も「痛みというよりは、つま先立ちがスムーズに出来ない」と訴えていた。

 

その日によって痛みの強さが異なる事、症状の出かたや、年齢なども考慮した結果

今回から「女性ホルモンの調整」も同時で行っていくことを患者に説明。

 

治療:

合谷に接触鍼、百会に置鍼

三角骨調整、後脛骨筋調整

女性ホルモン調整

 

治療終了後、

ポアントでの足首の引っ掛かりが消失。

違和感もなく、左右差がなくなったとの報告。

6診目終了

 

2日目終了

最後の施術で新たに女性ホルモンの調整を行ったところ、症状が劇的に改善。

次回以降も女性ホルモンの調整を行っていくことにする。

 

最終日 7診目

 

ペインスケールは「1」

痛みを訴えているところは踵骨(三角骨周辺)のみ。

外脛骨周辺の痛みは完全に消失している模様。

 

治療:

合谷に接触鍼、足三里に置鍼

三角骨調整、大腿骨アライメント調整

女性ホルモン調整

7回目の施術終了

 

9診目

ペインスケールなし

最後の施術なので微調整を行う。

 

治療:

合谷に接触鍼、足三里に置鍼

大腿骨内旋変位調整、アライメント調整

三角骨調整、後脛骨筋調整

女性ホルモン調整

 

初診に訴えていた足首周辺の痛み消失、

ポアントでの痛み・違和感なし。

 

計9回の施術で訴えていた痛みをほぼすべて取りきることが出来た。

遠方なので、自分で簡単に出来るセルフケアを指導。

 

9回目の施術終了

最終日終了

 

患者さんの口コミ・感想

Q1、どんな症状をお持ちでしたか?

足首の三角骨

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

特にありませんでした。

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください

とても細かく症状を聞いて下さって丁寧でした。

お名前:R・T ご住所:愛知県 年齢:18歳

「担当からの考察」

今回の患者さんの場合、症状が出てから2年間も痛みが改善することがなく

病院を6カ所も回っても良くならない状況が続いていて、

尚且つ、6月の渡米までに治したいとの要望に加え、

遠方なので施術回数が限られている状況での来院でした。

 

症状を診たところ、時間をかけて丁寧に施術すれば、

完治まで持っていけるだろうことは予想できたのですが、

なにぶん施術回数が限られているということで、

どこまで良くさせてあげられるかというのが私にとっての挑戦でした。

 

R・Tちゃんは「三角骨障害」ということで来院されたのですが、

実際に症状が出ていたところは全く別の場所でした。

R・Tちゃんの場合、「有痛性外脛骨」と「三角骨障害」の2つの疾患が合わさって

痛みがでていたのです。

「有痛性外脛骨」と言われたのが当院で初めてだったようで、

R・Tちゃんも驚いていました。

「有痛性外脛骨」は当院が得意としている疾患であり、

問題なく痛みを消失させることが出来ました。

 

有痛性外脛骨の症状がとれたところで、

やっと三角骨障害の症状が顕著に表れてきて、

3診目から三角骨障害の治療に専念することになりました。

 

三角骨障害も順調に快復していたのですが、

女性ホルモンの調整を加えると格段に改善スピードが上がりました。

 

R・Tちゃんは日によって痛みの強さが異なると訴えていました。

痛みが全くない日もあれば、足首をちょっとでも動かすと強い痛みがでる日もあるようでした。

 

三角骨障害であれば痛みの出現は、ほぼ一定であるのに対して

R・Tちゃんの場合はそれが異なることから、

ホルモンバランスの乱れにより痛みの出現が変化しているのではないかと考え、

ホルモンバランスを整える調整を加えたところ、やはり正解だったのです。

女性ホルモンが乱れると、腱や関節を脆くしてしまうのです。

 

これにより「三角骨障害」と「有痛性外脛骨」の症状を重くさせ、症状が治りにくい状況が起こっていたのです。

 

計9回の治療で症状をすべてとることが出来ました。

しかし、これで治療終了ということではありません。

トゥーシューズを履いてレッスン後に症状がどうなるか?

通常はこれを見て微調整を行っていくのですが、

R・Tちゃんの場合は遠方のためにそれをすることはできませんでした。

 

ですので、R・Tちゃんには自分で出来るセルフケアの仕方をいくつか指導して、

レッスン前と後にケアをすることを伝えました。

欲を言えば、渡米前に後1回くらいは奈良に来て治療を受けて欲しいな~ということも伝えました(^v^)

 

2年間で6か所の病院を回っても見つけることが出来なかった

「有痛性外脛骨」を見つけることが出来て、

且つ「有痛性外脛骨」「三角骨障害」この2つの疾患を改善させることが出来て、

とても嬉しく思っております。

 

最後に、

遠方で当院に来院するのが踏み出せないという方たちに向けて。

何年も症状に悩み、たくさんの病院にかかっても治らず、

どこに行っても同じだと諦めていませんか?

今回のR・Tちゃんも同じ状況での来院でしたが

当院では今まで見つけられなかった疾患を見つけ対処することが出来ました。

あなたの場合も症状の原因がもしかしたら違う所にあるかもしれません。

これからまた何年も症状に悩ませられるなら

日帰りでも1泊でもいいので、当院に来てみて下さい。

思ったより簡単に治るかもしれませんよ?という事を知っておいていただきたいです。

 

治療担当 丸山

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