疾患別症状改善報告

REPORT

症状改善報告

病院で「治せない」と言われた坐骨神経痛が20回の施術で完治した話

  • 坐骨神経痛

少数精鋭治療家集団ⓇTOP MEMBER丸山です。

 

「来院」

 

2016年11月

 

「患者」

 

男性、42歳、会社員

 

「主訴と来院理由」

 

2016年5月頃から左の臀部(お尻)から足先にかけてしびれを感じるようになる。

日によってしびれが出る場所が異なるが、足の裏は常にしびれを感じる。

長時間の歩行はしびれと痛みのせいで困難になる。

以前は毎日ウォーキングをしていたが、1㎞以上歩行することは出来なくなり

毎日のウォーキングも難しくなった。

午前中の痛みは少ないが、仕事などで疲れが出てくる夕方頃から痛みが強くなる。

近所の整形外科を受診したところ「坐骨神経痛」と診断される。

診断された後、患者は毎日整形外科で電気刺激やけん引といった治療をうける。

3か月通院をしたものの、症状は全く改善せず。

整形外科の先生に「病院では治らない」と伝えられる。

 

それから、たくさんの治療院をネットで探していたところ

当院に通院している知人に「ここならきっと良くなる」と紹介され、

来院することを決める。

 

治療経過

1診目

Nさんが以前に通っていた病院では「治らない」と伝えられたようだが、

症状を診たところ、問題なく完治には至ることをこれまでの経験から推測できた。

坐骨神経痛に限らず、発症してから治療するまでの期間が短ければ短い程

治療期間も短期間で済む傾向がある。

しかし、今回の患者の場合、坐骨神経痛を発症してから

当院に来るまでに約半年の期間があった。

症状の完治は可能だが、期間はかかると伝える。

症状の程度も強く、発症期間が長いため、

はじめのうちは週に2回は来院するように伝えたが、

遠方のため休みの日しか来られないとのこと。

週に1回の治療ということで話を進める。

 

足のしびれに加え、軽度の腰痛が見られたので腰痛椎間板ヘルニアの可能性を考える。

SLR検査法を用い、腰椎ヘルニアの有無を調べる。

結果は陰性、ヘルニアの疑いを捨てる。

臀部の圧痛確認をしてところ梨状筋部に圧痛が確認できた。

股関節屈曲で内旋させたところ臀部の痛みが増強。ペインスケールは「10」

(ペインスケールとは痛みを10段階で表した時に痛みがどれくらい出ているかを示す指標のこと。10に近づくにつれ痛みの度合いが増す。患者に数字を示させる。)

 

圧痛点や徒手検査などから「梨状筋症候群による坐骨神経痛」だと判断。

 

治療:

合谷に接触鍼、足三里に置鍼で体全体のエネルギー調整

内臓(腎臓・胃)調整、腹部深層筋調整、

大腰筋調整、裏環跳に刺鍼

 

治療後、

股関節屈曲で内旋時の臀部の痛み、ペインスケールは「10」→「8」に

太もも、足裏のしびれはある

1回目の施術終了

2診目

前回から1週間あけての来院。

ペインスケールは「8」

太もも、足裏のしびれはとれていない。

やはり、疲れがでてくる夕方頃になると痛みしびれ共に強くなるようである。

 

治療:

曲池、合谷に接触鍼、足三里に置鍼で体全体のエネルギー調整

内臓(腎臓・胃)調整、腹部深層筋調整

大腰筋調整、裏環跳に刺鍼

 

治療終了後、

ペインスケールは「7」

太もも、足裏のしびれはまだある

2回目の施術終了。

5診目

ペインスケールは「7」

夕方にかけて強くなる痛みが減少しているとの報告を受ける。

常にある足裏のしびれに変化がでてきた。

足裏を意識しないとしびれを感じない時間がたまに出てきた。

 

治療:

合谷に接触鍼、足三里の置鍼で体全体のエネルギー調整。

内臓(腎臓・胃)調整

裏環跳に刺鍼

10診目

臀部の痛み改善しつつある、ペインスケールは「4」

一週間の間に痛みが出る日が少なくなってきたとの報告を受ける。

足裏のしびれもとれる。

ただ、仕事などで歩く時間が多い日は坐骨神経痛の症状は出るようだ。

 

治療:

合谷に接触鍼、足三里の置鍼で体全体のエネルギー調整。

内臓(腎臓・胃)調整

腸脛靭帯調整、裏環跳に刺鍼

14診目

ペインスケールは「2」

3日に1日、坐骨神経痛の症状が出る程度に改善。

長時間の歩行だが、殿部に痛みは出るものの、我慢できない程ではないとのこと。

以前からの日課であったウォーキングを開始しても良い旨を伝える。

 

14診目までは体が治り易くするための土台作りを主にしてきた。

土台作りとは内臓調整や体のゆがみをとることで、患者自身の治癒力を高めることである。

それが出来てきたので、今回の治療から微調整を加えることにする。

 

治療:

足三里に置鍼、臀部パルス通電

大腿部の内旋変位調整、腓骨アライメント調整、腸脛靭帯調整

 

治療終了後、

梨状筋部の圧痛消失。

ペインスケールは「0」

治療室内で再現出来る痛みは完全にとりきることが出来た。

 

後はウォーキングしたときに症状がどうなるか?

痛みが再発するのか、それとも症状が出ないのか?

患者に観察してもらい、次回来院されたときに報告してほしいと伝えた。

 

15診目

前回から1週間あけての来院。

前回の治療後から毎日ウォーキングをしているとのこと。

2㎞くらいから痛みが発症。

我慢出来ないほどの痛みではないので、3㎞を毎日歩いているようである。

20診目

健康であった以前と同じ日常を過ごせているとの報告を受ける。

現在毎日ウォーキングをしているが、再発することはないという。

足のしびれ、痛みは全く感じることなく、仕事できているとのこと。

 

今回で治療終了の旨を伝え、次回からメンテナンス期に移行することを伝えた。

患者さんの口コミ・感想

Q1、どんな症状をお持ちでしたか?

坐骨神経痛

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

整形外科で治らないと言われたので、どんな治療でもするつもりだったので。

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください

最初は正直、こんなので治るのかと思いました。

Q4,あなたと同じ症状をもった方へなにか勇気が出るメッセージがあればお願いします

決して何事にもあきらめない事です。

自分よりもここの先生方の方がぜったいに治すといつも励ましてくれるので

お名前:N ご住所:寝屋川市 年齢:42歳 ご職業:会社員

「担当からの考察」

今回の患者さんは3カ月間、病院が開いている日は毎日整形外科に通っていらっしゃいました。

しかし改善することはなく、病院の先生に「整形外科では治らない」と伝えられたそうです。

問診時にこのお話を聞いた時、正直に言うと「どれだけ難しい症状を抱えているんだろう」と少し不安に思いました。

しかし、実際に患者さんのお体を診たところ坐骨神経痛の症状は強く出ていましたが、難しい疾患ではなく、完治する見込みが十分にありました。

 

Nさんの坐骨神経痛は梨状筋症候群からくるものでした。

整形外科では電気治療やけん引を主に治療していたそうですが、

梨状筋症候群はそういった治療で完治まで至るのはなかなか難しいです。

 

Nさんは約半年感、坐骨神経痛を患っていたせいで、体の免疫力が相当落ちている状況でした。

まずは免疫力を上げるためにも、内臓調整をして体を治り易くするための土台作りが必要でした。

14診目までは内臓調整を主に治療していましたが、それだけでペインスケールが「8」から「2」まで減少したのです。

これはNさんの免疫力が次第に付いてきて、自分で自分の身体を治す機能が働いてきた証拠でした。

後は体の微調整を行うことで、坐骨神経痛のすべての症状をとることができました。

 

Kさんは週に1回の治療だったため、もう少し期間がかかるかと思っていましたが、

20回の治療で完治に至りました。

 

3か月ほとんど毎日通院して、病院の先生に「治らない」と言われた時はとてもショックだったと思います。今回完治に至ったのは、Kさんが諦めずに通院して下さったおかげでした。

私もとても嬉しく思います。

 

最後に、

病院や治療院で「治すことが難しい」「手術しかない」と言われた方が当院にはたくさん来られています。

Nさんのように何カ月も病院に通院して治らなかったからといって諦めないで下さい。

 

そのような状況であっても、私たちは諦めることなくあなたの悩んでいる症状と真剣に向き合うことを、みなさんに知っておいていただきたいです。

 

治療担当 丸山

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