症状改善報告
腰椎分離症を5回で完治させる腰椎ATT治療とは?
- 腰椎分離症
top member 丸山
「患者」
中学生、14歳、女の子
「症状」
腰椎分離症
「来院日」
平成29年 9月初旬
「来院経緯」
患者は幼少の頃より新体操を習う。
発症は8月中旬。
新体操の練習前、ウォーミングアップで腹筋をした際、腰に激痛が走った。
激痛と同時に「ビキッ」という鈍い音が腰から聞こえたという。
腰に激痛が走ったのはその一時だけで、その後は腰に鈍い痛みがある程度であった。
患者は練習の休憩中に、ゴルフボールを使い腰を入念にほぐした。
その後、立ち上がろうとすると腰に激痛が走り、腰をそらす事が全く出来なくなった。
翌日、整形外科を受診。
医師から「腰椎分離症」と診断。
「2ヶ月は運動を中断し、安静にするように」と指導される。
発症から2日後、近所の整骨院を受診。
電気治療、マッサージ、吸い玉などの治療を施される。
約10日間通院したが症状の改善は一向に見られなかった。
患者は9月中旬に新体操の発表会、10月には大会を控えており、それまでには治したい考えであった。
このままでは発表会どころか大会にも間に合わないのではないかと危惧した患者は、web上で腰椎分離症の治療に特化した治療院を調べたところ、当院のHPにたどり着き来院することを決意。
「治療経過」
1診目
現在、患者は日常生活で痛みはほとんど感じないものの、少しでも腰を後屈すると激痛が走るとのこと。
新体操は腰を後屈する動作が多く、現在の患者の状態では練習もまともに出来ない状態である。
患者は新体操の選手であることから、通常は腰を50°くらい後屈する事が出来ていた。
しかし、負傷した現在は5°くらい腰を後屈させると激痛が走り、それ以上腰を反る事が出来ない。
痛みの箇所は第4・5腰椎周辺と右ヤコビー線上に現れている。
問診と痛みの発生機序から「腰椎分離症」と判断。
患者は9月中旬までに治したいとの希望であった。
残りの日数で言うと、あと14日間で完治させる必要があるという事である。
私の経験から、これは可能であると判断。
患者にも完治は可能である事を伝え、治療間隔は出来るだけ詰めて来院するように指導した。
患者は腰を後屈させた時、一番疼痛が強く現れることからこの時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療を開始。
(ペインスケールとは痛みを10段階で表わした指標のこと。10に近づくにつれ痛みが増す。患者に数字を示させる。)
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓調整、骨盤アライメント調整、腰椎アジャスト
治療後、ペインスケール「10」→「7」
腰の後屈が5°→10°に可動域が上がる。
患者には3回の治療を終えるまでは練習は再開しないように伝え、施術終了。
2診目
前回から1日後の来院。
患者から「治療後、少し眠くなった。腰は練習していないから痛みは感じない」との報告。
患者に腰を後屈させ、痛みと可動域をチェックする。
ペインスケール「7」のまま維持。
可動域も10°のまま維持。
この時、頸椎の後屈がほとんど出来ていない事が判明、腰に加え首の治療も同時に行って聞くことにした。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓調整、骨盤アライメント調整、腰椎アジャスト、頸椎調整
治療後、ペインスケール「7」→「5」
腰の後屈可動域10°→20°
頸椎の可動域も大幅に上がる。
患者には次回も3日以内に来院するように指示し、2診目施術終了。
3診目
前回から1日後の来院。
患者から「前回の治療後から腰がかなり軽くなり、痛みもかなりマシになった。」との報告。
ペインスケールは「3」に減少。
腰の後屈可動域は20°のまま維持。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓調整、骨盤アライメント調整、腰椎アジャスト、頸椎調整、心臓調整
治療後、ペインスケール「3」→「0」
可動域20°→30°に改善。
患者には今まで新体操の練習はもちろん、ストレッチも中止するように指導していたが、今回の治療後からストレッチから開始するように指導した。
3診目施術終了。
4診目
前回から2日後の来院。
患者から「ストレッチをしてみたが、痛みはほとんど感じることがなかった。」との報告。
ペインスケール「1」
腰の後屈可動域は30°のまま維持。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓調整、骨盤アライメント調整、腰椎アジャスト、頸椎調整、心臓調整
治療後、ペインスケールル「1」→「0」
腰の後屈可動域30°→40°
患者に新体操の練習の許可を出し、4診目施術終了。
5診目
前回から2日後の来院。
患者から「新体操の練習を再開した。問題なく腰を反る事が出来た。しかし、大ジャンプをした際に腰に痛みが走った。」との報告。
患者の言う大ジャンプとは足を前後180°に開脚し、腰を反らした状態でジャンプする技の事である。(下記写真参考)
大ジャンプをした際に腰に痛みが走ったが、それ以外の技は問題なく出来たとの事である。
ペインスケールは「0」のまま維持。
腰の後屈可動域も40°のまま維持。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓調整、骨盤アライメント調整、腰椎アジャスト、頸椎調整、心臓調整
施術室内で痛みの再現をすることが出来ないので、患者には次回の来院まで練習中の痛みの出方を観察するように伝え、5診目施術終了。
6診目
前回から6日後の来院。
患者から「大ジャンプをしても、腰の痛みはなかった。」との報告。
ペインスケール「0」、腰の後屈可動域は40°のまま維持。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓調整、骨盤アライメント調整、腰椎アジャスト、頸椎調整、心臓調整
2日後に新体操の発表会があるという事だが、問題なく出場出来そうである。
10月には大会があるということなので、メンテナンス期間として大会が終わるまで1週間に1回は来院するように指示し、6診目施術終了。
「患者さんの口コミ・感想」
Q1、どんな症状をお持ちでしたか?
ぶんり症
Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?
また心配はどうやって解消しましたか?
なかった。
Q3、当院の施術を受けた時の印象・感想などを教えてください。
優しく話を聞いてくれて、しゃべりやすかった。
けが以外のストレートネックなども治してくれて良かった^^
Q4、あなたと同じ様な症状をもった方へなにか勇気が出るメッセージがあればお願いします。
絶対に治るので、いたくなったら、すぐに行った方はいいと思います!!
お名前:E・A
住所:奈良市
ご年齢:14歳
「担当からの考察」
今回の患者さんであるE・Aちゃんの場合、分離症のため新体操の練習が全く出来ない状態での来院でした。
そして14日後には新体操の発表会があるので、それまでには治してほしい!とうのがE・Aちゃんの要望でした。
もし他の治療院に行き「腰椎分離症を14日間で治してほしい」と伝えたら、「絶対に治して見せる!」と言ってくれる先生はいないでしょうし「絶対に不可能です」とあらゆる治療院で言われるでしょう。
病院でも「発表会なんてもってのほか、絶対安静にしなさい」と言われたとの事でした。
しかし、私はE・Aちゃんに「大丈夫、絶対に治してあげられるよ」と自信を持って伝えました。
その理由は2つあり、私の今までの経験からE・Aちゃんの分離症の程度であったら治せると判断出来たからと、当院には分離症に対する治療法がしっかりと確立されているのが理由です。
腰椎分離症の治療で一番大事な事とは『腰椎ATTテクニック』という治療法です。
腰椎ATTテクニックとは、腰椎の椎間板に適切な角度と圧で刺激を入れる治療法です。
これは熟練の技術が必要なので、どの治療家でも出来る方法ではありませんし、当院独自の治療法なので他の治療院では施術できません。
当院では在籍している治療家はすべてそれを習得しています。
この治療法を連続して行うことで、どこに行ってもよくならなかった腰椎分離症が完治するのです。
E・Aちゃんは初診時には腰を反らすことが出来ず、新体操の練習が全く出来ていない状態であったのが、治療を始めて14日後には新体操の大会に出ていまいした。
しかも腰の痛みは全くない状態まで回復し、負傷前と同様に競技することが出来たとの事でした。
当院では分離症の子たちは5回で治療が終了するものだと捉えています。
しかしE・Aちゃんの場合は、5診目終了時ペインスケールは「0」であったのにも関わらず、大会が終わるまでは週に1回の来院は必要だと伝えました。
それは、上に貼ってあった写真が最大の理由です。
写真を見てもらったら分かるように新体操は分離症の最大の禁忌である腰を反らす技が多いです。大ジャンプの他にも腰を反らす動作はかなり多く、しかも他のスポーツに比べて腰を弓のように反ります。
この事を考慮し、痛みが全くない状態でも大会が終わるまでは来院を続けてもらいました。
その結果、大会も無事出場することが出来て、良い成績を収めることが出来ました。
私も本当に嬉しいです^^
最後に、
どこに行っても良くならなかった人こそ何とかしたい!という強い想いを持って、私が日々治療にあたっていることをみなさんに知っておいて頂きたいです。
特殊疾患について
「腰椎分離症」「オスグット」「シンスプリント」
この3つの疾患について、当院では特殊疾患扱いになりまして1回の施術料金が12,500円(もし6回以上施術が必要な場合はそれ以降、通常の6,500円となります)を頂戴いたします。
これは短期間で完治が難しいとされる疾患をほぼ5回以内に治せるという自信のあらわれでもあります。
ご理解くださいませ。