症状改善報告
背中の激痛は頭蓋骨の歪みで起こっている可能性がある!?
- 慢性腰痛
症例報告
Top Member丸山
「患者」
男性、42歳、会社員
「来院日」
平成29年 5月下旬
「症状」
背中、腰の疼痛
「来院経緯」
発症は1ヶ月前。
患者は仕事中に重たい荷物を持ち上げた際に、腰にズキッとした激痛が走る。
腰を伸ばす事が出来なくなり、少しでも身体を動かすと腰に痛みが現れた。
患者は以前からぎっくり腰を頻繁に経験しており、今回もぎっくり腰だと自身で判断し、その日のうちに整形外科を受診。
医師から痛み止めの薬を処方される。
発症から3日間、薬を服用し安静にすることに努めた。
3日後にはぎっくり腰の症状は落ち着きを見せたが、その代わりに首と背中に突っ張るような痛みと痺れが現れ不快感を覚えるようになった。
患者は今まで慢性的に腰痛を抱えていたが、首や背中に痛みを感じることはなかった。
患者は「ぎっくり腰をかばって生活をしていたので、首と背中が張ってしまったのだろう」と推測し、病院には受診せず安静に生活することにした。
しかし、首と背中の痛みは日に日に強くなり、痺れの強度も増していった。
患者は整形外科を再度受診。
医師からは再び、痛み止めの薬を処方された。
痛み止めを飲むと症状は治まるが、薬がきれると痛みが再発するという日々が続く。
発症から1ヶ月後、症状の範囲はさらに広がっていき背中全面から肩や腰にまで痛みが現れるようになった。
患者はデスクワークが多く、長時間座位の姿勢でいると首と背部の痛みと痺れが強くなり、仕事への集中力が落ちるようになった。
日常生活でも首・背中に痛みを感じる事が頻繁にあり、生活にも支障が出るようになった。
整形外科で処方された痛み止め薬を常時服用することに抵抗があった患者は、web上で他の治療法について検索する。
当院のHPにヒットし、口コミなどを見て来院する事を決意。
「治療経過」
1診目
現在、患者が痛みを訴えている箇所は、首および肩、背部、腰、といった背面全体に痛みを訴えている。
患者は今までぎっくり腰の経験はあったものの、今回のように背面全体に痛みが現れたのは初めての経験であるとのこと。
特に痛みがあるのは首と背中の両肩甲骨周辺である。
痛みに加えて、皮膚がしびれているような感覚が鈍いような違和感を訴えた。
首と痛みはパソコン作業をしている時に多く見られ、首を後屈させた時には背中・肩にも痛みが出るとのこと。
徒手検査で原因を探っていく。
ジャクソンテスト陽性、スパーリングテスト陰性
頸椎後屈位は10°で痛みを訴えた、(正常可動域は50°)
徒手検査から頚椎の神経根障害が出ていると分かる。
しかし、背部の疼痛は他の原因もあると考えられ、施術をしながらあらゆる原因を探っていく。
頸椎後屈時に強い疼痛を訴えることから、この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療開始。(ペインスケールとは痛みを10段階で表わした指標のこと。10に近づくにつれ、痛みの度合いが増す。患者に数字を示させる。)
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓調整、背骨調整、腸腰筋調整、僧帽筋・胸鎖乳突筋弛緩調整
治療後、ペインスケール「10」→「6」
現在、患者は痛み止めの薬を服用していることから、痛みが明確に感じられないとのこと。
次回来院時は薬の服用はせずに来院してほしいと伝え、1診目施術終了。
2診目
前回から3日後の来院。
患者から「首を動かすのが、少しらくになった。背中の痛みはまだある」との報告。
今回は薬の服用はせずに来院したとのこと。
ペインスケール「8」
頸椎後屈位は10°
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓調整、背骨調整、腸腰筋調整、僧帽筋・胸鎖乳突筋弛緩調整
治療後、ペインスケール「8」→「6」
頸椎後屈位10°→15°
患者に次回も5日以内に来院するように伝え、2診目施術終了。
3診目
前回から4日後の来院。
患者から「治療後、背中の痛みがずいぶん楽だった。首と肩はまだ痛いが以前程ではない。長時間のデスクワークでは首・背中共に痛くなってくる。」との報告。
ペインスケール「6」のまま維持。
頸椎後屈可動域15°
今までは首を後屈させた時に肩に痛みが走っていたが、今回はそれが見られなくなっていた。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
背骨調整、頸椎調整、僧帽筋・胸鎖乳突筋弛緩調整、頭蓋骨アライメント調整
治療後、ペインスケール「6」→「5」
頸椎後屈位15°→30°
ペインスケールの変化は乏しかったが、頸椎の可動域が大きな改善がみられた。
4診目
前回から6日後の来院。
患者から「治療後、腰と首の痛みがずいぶん解消された。背中の痛みはまだあるが、仕事中にそこまで気になることはなくなった。」との報告。
ペインスケール「3」
頸椎後屈可動域は30°のまま維持
前回の治療後から、腰と首の痛みは大きく軽減されたとのこと。
現在、患者が痛みを訴えている箇所は背部の両肩甲骨周辺であり、やはり首を反らした時に痛みが現れるもよう。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
背骨調整、頸椎調整、僧帽筋・胸鎖乳突筋弛緩調整、頭蓋骨アライメント調整、肩甲骨アライメント調整
治療後、ペインスケール「3」→「2」
頸椎後屈可動域30°→35°
痛み、可動域の変化は乏しかったが、ジャクソンテストをした際に疼痛度合が1診目に比べ極端に減っていた。
6診目
患者から「仕事中に痛みを感じることはほとんどなくなった。首・腰共に痛みはあまりない。背中の痛みは仕事で疲れてくると出る時がある。」との報告。
ペインスケール「1」
頸椎後屈可動域40°
治療:
曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
背骨調整、頸椎調整、頭蓋骨アライメント調整、肩甲骨アライメント調整
治療後、ペインスケール「1」のまま。
頸椎後屈可動域40°→50°
患者から背中に違和感程度の痛みが残っているとの訴え。
7診目
前回から6日後の来院。
患者から「仕事で疲れてきても、背中の痛みを感じることはなくなった。以前のように過ごすことができている。」との報告。
ペインスケール「0」
頸椎後屈可動域50°
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
背骨調整、頸椎調整、頭蓋骨アライメント調整、肩甲骨アライメント調整
治療後、ジャクソンテスト陰性
患者に次回から1ヶ月に1回のメンテナンス期に移行する旨を伝え、7診目施術終了。
「患者さんの口コミ・感想」
Q1、どんな症状をお持ちでしたか?
背中および腰の痛み、違和感
Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?
または心配はどうやって解消されましたか?
これまでは整形外科などの治療しか受けてこなかったので正直少し不安はありました。
ですが、丁寧に都度都度説明をしてもらえて安心できた気がします。
Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。
先入観で「痛い」という印象があったのですが、それほどでもなく、ゆっくり進めもらった感じが良かったように思います。
Q4、あなたと同じ様な症状をもった方へなにか勇気が出るメッセージがあればお願いします。
身体の不調が長引いている場合は一度相談がてらお世話になってみるのが良いと思います。
思った以上に楽になれました!
お名前/わかやま
住所/奈良市帝塚山南
ご年齢/42才
ご職業/会社員
「担当からの考察」
今回の患者さんである、わかやまさんは1ヶ月前から身体の痛みにずっと苦しんでおられました。
わかやまさんの場合、上半身のあらゆる所に痛みを訴えており症状の度合いもかなり酷い状態でした。
整形外科では痛み止めの処方しかなく、薬では痛みは一時しか和らげることが出来ず、日に日に症状が強くなっていったそうです。
首、肩、背中、腰とだんだんと痛みの範囲が増えていき、仕事への集中力がかなり落ちて日常生活にも支障がきたし「何とかしないと!」と思われ、当院に藁をもすがる思いで来られました。
結論から言いますと、わかやまさんの痛みの原因は「頭蓋骨のずれ」からくるものでした。
徒手検査などから頸椎に異常があるのは分かっていましたが、ここまで上半身の症状が酷いのは他にも原因があると推測しました。
あらゆる原因を探った結果、頭蓋骨の調整を行った後に痛みが目ざましく改善したことから根本の原因は『頭蓋骨のずれ』であることが分かりました。
わかやまさんは1ヶ月間酷い症状に悩まされていましたが、たった7回の治療で痛みがすべて消失しました。
このように私たちは、痛みをその場しのぎで改善するような施術は行いません。
根本の原因をあらゆる角度から探し出し、施術し完治に導くことが治療であると私は考えています。
ですので、マッサージや慰安目的の方の要望には残念ながらお応えすることは出来ません。
しかし「本当に痛みを何とかしたい」「治したい」と思われる方は是非一度ご連絡ください。
私はそのような方を治してさしあげたい!という強い想いを持って日々治療にあたっていることをみなさんに知っておいて頂きたいです。