疾患別症状改善報告

REPORT

症状改善報告

腰椎分離症は体幹トレーニングをしなくても1週間で完治する!

  • 腰椎分離症

症例報告

Top Member丸山

「患者」

男子、14歳、中学生

「症状」

腰椎分離症

「来院日」

平成29年 11月下旬

「来院経緯」

患者はサッカーのクラブチームに所属。

 

発症は2ヶ月前。

患者はサッカーの練習中に腰に違和感を覚える。

走ったりジャンプをしたりすると、腰がだるく重いような違和感があった。

その日は激しい練習だったため、患者は「身体を酷使したのだろう」と予想。

練習後にしっかりとストレッチをして、その日を終える。

 

翌日、やはり練習中に腰に違和感と前日にはなかった痛みを感じるようになる。

サッカーの練習をするたびに腰の痛みが酷くなっていった。

 

患者は2年前に右側の腰椎分離症を経験しており、その時は練習を4ヶ月休んだ。

しかし、4ヶ月安静にしても痛みは完全に取りきることができなかった。

医師からは「腰椎の分離しているところはこれ以上引っ付かないと思われる。体幹トレーニングなどを行い、筋肉をつけるしかない。運動中は必ずコルセットを着用するように。」と指示。

患者はそれ以降、体幹トレーニングで筋肉をつけ、コルセットを付けることで痛みを緩和させた。

 

今回も2年前の腰椎分離症を発症した時と同じような痛みを腰に感じている。

2年間も体幹トレーニングを毎日続け、練習時は必ずコルセットを付けているので、患者は分離症の再発を想定せずに「ただの腰痛だろう」と予想し練習をそのまま続ける。

しかし痛みは日に日に強くなり、終には全く走れない程に悪化。

 

整形外科を受診。

MRI検査とCTスキャンを行う。

医師から「両側の第5腰椎分離症」と診断。

「約3ヶ月、練習を中断するように。」との指示を受ける。

 

患者は「今回も2年前のように4ヶ月近くサッカーが出来ない状態になるのか。」と愕然とし、コルセットや体幹トレーニング以外の治療法をweb上で探す。

当院のHPにたどり着き、当院の治療実績や口コミなどを見て来院を決意。

 

「治療経過」

1診目

現在、患者はサッカーの練習を全て中止しているが、クラブチーム専属トレーナーに教えてもらった体幹トレーニングは、今も毎日続けているとのこと。

 

体育は参加しているが、激しい運動の場合は参加をしていない。

ダッシュはやはり痛みがあるらしく、軽いジョギング程度であったら問題ないとのこと。

出来るだけ短期間で腰椎分離症を治したいとの要望。

 

触診と検査を行う。

片膝立ち腰椎伸展テスト陰性。

体幹後屈時に両腰部に強い疼痛あり。回旋時にも痛みが確認出来た。

腰部の圧痛は見られない。

問診と検査から「腰椎分離症」と判断。

 

現在、患者はテスト週間で1週間クラブはないとのこと。

私の治療計画では、このテスト週間の間に腰椎分離症を治し、テスト終了後から運動を開始できるようにすることである。

ただ、この間は現在行っている体幹トレーニングは中止し、体育の授業は不参加をしてもらう必要がある。

それに加え、治療間隔を詰めて施術する必要がある。

 

患者とご両親にその旨を説明。

「腰椎分離症を治すためであったら、何でもしたい。」とのことで治療計画に同意。

 

 

体幹後屈時に一番強く疼痛を訴えることから、この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療開始。

(ペインスケールとは痛みを10段階で表わした指標にこと。10に近づくにつれ痛みが増す。患者に数字を示させる。)

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓調整、腰椎ATT療法、アキレス腱弛緩調整

 

治療後、ペインスケール「10」→「6」

体幹後屈可動域が上がる。

 

治療の反応が良く、1診目で痛みが半分以下に取れたことから、改めて1週間で痛みを緩和させることが可能であると推測。

治療前、患者のご両親がとても不安そうであったため再度完治は可能であると説明し、ご両親の不安を取ることに努めた。

 

次回は2日以内に来院するように指示し、1診目施術終了。

2診目

前回から2日後の来院。

患者から「運動をしていないので、痛みはあまり出ていない。ただ後屈はすごくしやすくなった。」との報告。

 

ペインスケール「6」のまま維持。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓調整、腸腰筋弛緩調整、アキレス腱弛緩調整、腰椎ATT療法

 

治療後、ペインスケール「6」→「3」

 

次回も2日以内に来院するように指示し、2診目施術終了。

 

4診目

患者から「後屈時に痛みはほとんど感じられない。テスト明けに運動するのが楽しみ。」との報告。

 

ペインスケール「1」

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓調整、腸腰筋弛緩調整、アキレス腱弛緩調整、腰椎ATT療法

 

治療後、ペインスケール「1」→「0」

 

学校のテストが終了し、2日後にサッカーの練習が行われるとのこと。

最初はジョギングから練習を始めるように指示。

この時、コルセットの着用はなしで練習するようにと伝えた。

 

5診目

前回から3日後の来院。

患者から「走っても全然痛くなかった。お尻に少し違和感がある程度で、痛みを感じることは全くなかった。」との報告。

 

ペインスケール「0」のまま維持。

体幹後屈の可動域は正常。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓調整、腸腰筋弛緩調整、腰椎ATT療法、大殿筋・小殿筋弛緩調整

 

私としてはもう治療は終了しても良い考えであるが、患者から「1週間後にサッカーの合宿がある。ここで治療をする前は参加できないと思っていたが、今は参加できると思う。ベストな状態で合宿に臨みたいので、メンテナンスをしてほしい。」との要望。

患者から治療継続の要望があったので、合宿前と後にメンテナンスとして来院するようにと伝えた。

 

7診目

患者から「2日間の合宿に参加出来た。試合方式の練習もたくさん行い、走る事も問題なかった。コルセットなしで痛みなくここまで走ったのは久しぶりだった。」との報告。

 

ペインスケールは「0」のまま維持。

2日間の合宿中に、腰の痛みが出ることは全くなかったとの報告。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

内臓調整、腸腰筋弛緩調整、大殿筋・中殿筋弛緩調整、腰椎ATT療法

 

患者はこれからも身体のメンテナンスを行うために、当院で継続して治療を行いたいとのこと。

次回からはメンテナンス期として体幹調整や疲労を取る調整を行っていくと伝えた。

「患者さんの口コミ・感想」

Q1、どのような症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

第5腰椎分離症での痛み

想像していなかったところを押された。

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

またその心配はどうやって解消しましたか?

治るかどうか、痛みはとれるかどうか。

治療が終わり、痛みがとれたことによって解消された。

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。

すごく痛い思いをしましたが、痛みがとれてほっとしました。

Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!

とにかく、ふつうの日常にもどれてとにかくホッとしました。

楽しい生活を送れています。

 

お名前:福田

ご住所:大阪市東大阪市

ご年齢:14歳

ご職業:学生

「担当からの考察」

 

初診時、福田くんのお母さんはとても心配した様子で、息子さんの症状に対してかなり悩まれていたようでした。

私が「短期間で治るんで、安心しておいて下さいね。」と伝えると、泣いて喜んでおられました。

 

痛みを抱えている本人はもちろん悩んでいるでしょうが、ご両親だって痛みに耐えている子供を見るのはツラかったと思います。

福田くんが短期間でサッカーに復帰できたことを、お母さんと共に私も心から喜んでいます。

 

 

腰椎分離症をネットで調べると、「安静」「コルセット」「体幹トレーニング」「ストレッチ」などが分離症とセットで検索されています。

 

これらのワードが分離症と一緒に検索される理由として、

まず病院でお医者さんから「数ヶ月間は【安静】にすること、あとは【コルセット】を着用するようにしなさい。」という指示があるからです。

次にリハビリなどで「折れた骨をカバーするために筋肉をつけなさい」と指示され【体幹トレーニング】を行うことがよくあります。

後は分離症を自力で治そうとする人が【ストレッチ】などの方法をネットで検索しているからだと思われます。

 

福田くんの場合も、【安静】【体幹トレーニング】【コルセット】の3つを行っていました。

でも、私は福田くんに「すべてしなくていいよー」と初診時に伝えました。

ただ【安静】に関しては、3回の治療が終えるまでは必要であり、それ以降はどんどん運動してもらって大丈夫である事を伝えました。

 

その結果1週間後にはサッカーチームに復帰し、参加できないと思っていた合宿にも参加できていました。

 

なぜお医者さんでは3ヶ月の安静が必要と診断された腰椎分離症が、1週間足らずで完治したのか?

それは当院で行っている特殊な治療法が理由です。

治療法の名前は「腰椎ATT治療」と言います。

これは当院独自の治療法であり、これを行うことで完治までの期間がグッと短くなります。

 

福田くんの感想に「すごく痛かった!」と書いていましたが、これは腰椎ATT治療ではなく、股関節の調整でした。

福田くんは股関節の可動域が悪く、これも腰の痛みを起こしていた原因のひとつでした。

この微調整を加えたことで、治りが一段と早くなったのです。

 

福田くんは現在、コルセットなしでサッカーの練習を毎日出来ています。

もし今後、再び腰が痛くなったとしても、私がなんとかしてあげられる自信はあります。

福田くんの今後の活躍に期待してます!

 

最後に、

どこに行っても良くならなかった人こそ何とかしてあげたい!という強い想いを持って私が日々治療にあたっていることを、みなさんに知っておいて頂きたいです。

 

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