疾患別症状改善報告

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症状改善報告

腸脛靭帯炎は患部の調整だけでは治らない。4か月間苦しんだ「膝の痛み」が11回の施術で全力プレーを可能に。

  • オスグッド

症例報告

 

Top member 吉田

 

 

この記事は、どこに行ってもよくならなかった「腸脛靭帯炎」が完治するまでの過程を記しています。

スポーツをすると痛みがあり、思う存分プレーできなくてお困りの方は是非ご覧ください。

 

腸脛靭帯炎の原因は何か?

どのような治療をするのか?

腸脛靭帯炎が治るまでの過程も詳しく記しているので、

患者さんの感想と合わせてご覧ください。

「4年間膝の痛みで苦しんだ経緯」

「患者」

19歳 大学生

「症状」

腸脛靭帯炎

「来院日」

平成30年4月初旬

「来院経緯」

発症は4か月前。

 

練習中に膝の外側に違和感を覚える。

 

患者は社会人フットサルチームと大学のフットサルチームに所属しており、

毎日のようにフットサルに参加している。

練習頻度を減らせば治る考え、参加頻度を減らす。

 

しかし、違和感は消えず、長時間運動すると痛みを感じるようになる。

 

2か月間その状態で続けたが、痛みは増していく一方がったため、すべての練習を休む。

 

鍼灸院・整骨院を受診する。

大腿部への刺鍼をする鍼灸治療やマッサージを受けたが、改善せず、インターネットで「腸脛靭帯炎」の治せる治療院を探し、当院を見つけ出す。

 

「腸脛靭帯炎」の症状が治った記事を見て、来院を決意。

11回の施術で「腸脛靭帯炎」が完治

1診目

患者はフットサルの動きの中で、キック動作のインパクト(ボールと足が接触した瞬間の事)時とボールを手前に引く時の痛みを訴えている。

痛みの場所を確認する。

外側上顆部に痛みがあるとのこと。(写真の赤〇)

圧痛はない。

 

施術室内で痛みの再現が出来ないため、練習を少しずつ再開してもらいその時の痛みを基準にして治療していく。

 

<治療>

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

腹膜調整、下腿アライメント調整、腓骨調整、腸脛靭帯押圧。

 

施術室内で痛みの再現が出来ないため、治療後の確認は行わない。

 

次回は4日以内に来院するように指示し、1診目施術終了。

2診目

前回から3日後の来院。

 

患者から「インパクトの時とボールを引く時に痛みがあるけど、弱く蹴る場合は痛みなく蹴れます。」との報告。

 

今回は腸脛靭帯の緊張をとるために下腿のアライメントを重点的に調整していく。

 

<治療>

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

腹膜調整、下腿アライメント調整、腓骨調整、腸脛靭帯押圧。

5診目

前回から3日後の来院。

 

患者から「インパクトの時はあと少しだけ痛みが残ります。ボールを引く時も頻度は減ったが痛みは残る。」との報告。

 

今回は、プレー中の動きをよくするために

股関節周りの大腿骨と腸腰筋の調整を行い、可動域を改善させる。

 

<治療>

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

下腿アライメント調整、腸脛靭帯押圧、大腿骨外旋調整、腸腰筋バランス調整。

 

次回、3日以内に来院するように指示し、5診目施術終了。

6診目

患者から「練習でのインパクトの痛みはなくなった」との報告。

引く時の痛みは残っているとのこと。

 

今回も前回と同じ目的で大腿骨と腸腰筋の調整を行う。

 

<治療>

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

下腿アライメント調整、腸脛靭帯押圧、大腿骨外旋調整、腸腰筋バランス調整。

 

次回は大会があるため、大会終わり次第来院するように指示し、6診目施術終了。

7診目

前回から11日後の来院。

 

患者から「大会だったのですが、インパクトの痛みはなかったです。

接触プレーで相手選手とぶつかったときに痛みを感じました。」との報告。

 

引く時の痛みは若干残るとのこと。

 

下肢の連動性をよくするために、足首の調整を重点的に行う。

 

<治療>

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

脛腓関節調整、足根骨調整、腸脛靭帯押圧、腸腰筋バランス調整。

 

大会中で多忙になるために次回は大会後の2週間後の来院予定。

8診目

前回から2週間後の来院。

 

患者から「大会中に接触プレーでスパイクが膝にあたり膝が腫れています。」との報告。

 

腫れている部位の確認を行う。

腸脛靭帯炎により痛みが出ている部位ではなく、その内側に確認できた。

運動時に痛みは確認できないが、圧痛は確認できる。

圧痛部に内出血と熱感を確認できる。

 

上記の事から、打撲と判断。

今回の施術では腸脛靭帯炎の調整に加え、打撲による腫れを引かせるために内臓調整を行い、血液循環を改善させていく。

 

<治療>

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

内臓調整、腸脛靭帯押圧、腸腰筋バランス調整。

腫れている部位に圧迫を加えるようにテーピングを施す。

 

次回1週間後に来院するように指示し、8診目終了。

10診目

前回から1週間後の来院。

 

打撲した部位の圧痛と腫れは消失。

ボールを引く時の痛みも消失。

 

痛みを取り切れたので、維持できるように

下肢全体の微調整を主に行う。

 

<治療>

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

下腿アライメント調整、腸脛靭帯押圧、大腿骨外旋調整、脛腓関節調整。

 

次回2週間後に来院するように指示し、10診目終了。

11診目

前回から2週間後の来院。

 

患者から「2週間全く問題なくプレーできています。」との報告。

 

<治療>

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整。

体幹調整、下腿アライメント調整、腸脛靭帯押圧、腸腰筋バランス調整。

 

2週間の間を開けても痛みが出ない状態を維持できていることから、

今回で完治と判断し、施術終了。

1か月に一回のメンテナンスに移行する。

患者さんの口コミ・感想

Q1、どのような症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

膝の痛み(腸脛靭帯炎)

接骨院に通い、マッサージや鍼治療

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

またその心配はどうやって解消しましたか?

ネットで調べて、治るって書いてあったんでとりあえず試しに行ってみようって感じで、心配は少しありました。

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。

直接痛みの出る部位に着目するのではなく、その痛くなる原因から探っていたので驚きと痛みとは違う部分を触診してもらっていたので、大丈夫かなと不安はありました。

Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます。

約4か月の間、痛みに苦しみなかなか治らず悶々としていましたが、

今はその痛みを感じず伸び伸びスポーツをすることが出来、幸せです。

 

お名前:K・Y

ご住所:京都府相楽群

ご年齢:20

ご職業:学生

腸脛靭帯炎の原因と治療方法

K・Yくんは

4か月間もの間スポーツを満足にできない状態でした。

 

練習を休んで、鍼灸院・整骨院で大腿部の鍼治療やマッサージを受けたにも関わらず、

症状は一向に改善する気配はありませんでした。

 

当院には他の治療院で患部の調整を重点的に行ってもらって、

改善しなかった方が多く来院されますが、原因を見つけ出して治療することで、

K・Yくんの様に皆さん改善していきます。

 

では、なぜ患部の調整だけでは治らなかったのか腸脛靭帯炎が当院の施術では治るのか?

 

まずは腸脛靭帯炎の原因を知る必要があります。

 

腸脛靭帯炎は別名「ランナーズニー」と言われランナーに多い疾患です。

大腿骨の一番隆起した部位である外側上顆(上図の矢印)が膝の曲げ伸ばしにより、

腸脛靭帯と摩擦が生じ、痛みが発生します。

 

この腸脛靭帯と外側上顆に摩擦が起こる原因が、

 

  • 下腿の捻じれ

下腿は2つの骨から構成されるが、そのうちの脛骨という骨には、

腸脛靭帯が付着します。

そのため、下腿が捻じれ腸脛靭帯が引っ張られることによって、

摩擦が起きやすい状態になります。

 

  • 腸腰筋の過緊張

腸腰筋は腰椎から大腿骨の付け根に付着する筋肉です。

そのため、股関節や大腿骨の動きが悪くなり、外側上顆に負担がかかります。

 

  • 下腿への血流不足

血流不足で下腿の筋に栄養されず、腓腹筋などが緊張してきます。

それにより、膝への負担がかかりやすい状態になり摩擦が生じます。

 

K・Yくんの場合、これらが原因して腸脛靭帯炎の痛みが出ていました。

 

腸脛靭帯そのものの治療として大腿部の施術を受けてきたK・Yくんですが、①から③の原因が残っていたため、すぐに元の緊張状態に戻ってしまっていたのです。

 

ですので、治療方法としては、

 

  • 下腿の捻じれ

腸脛靭帯が脛骨によって引っ張られる状態を取り除くために、

特殊な手技を用いて、下腿のアライメント調整を行う。

 

  • 腸腰筋の過緊張

股関節の可動域や大腿骨の動きを改善させるために、

まずは、腸腰筋は体の深部にあるので、

鍼で体全体のエネルギー調整を行い、筋を弛緩させやすい状態を作る。

それから、手技を用いて腹部から調整を行う。

 

  • 下腿への血流不足

下腿の筋緊張を取り除くために、

内臓調整と膝窩調整を施し、血流量を上げる。

 

この3点の治療を行うことで、

「患部調整で改善しなかった腸脛靭帯炎」が完治に至りました。

 

私は、腸脛靭帯炎でスポーツを出来ずに苦しんでいる患者さんを多く診てきました。

そのほとんどの方が、「このまま治らないんじゃないかと思っていた。」と喜んでくださいます。

 

ですので、

「この症状は治らない。」

「一生痛みと付き合っていくしかない。」

このような方は一度、当院を頼ってほしい。

 

そのような方を痛みなく元の生活を送れるようにするために、日々治療にあたっています。

 

あなたとのご縁心よりお待ちしております。

 

 

 

感謝。

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