症状改善報告

REPORT

症状改善報告

ランナーの足裏の痛みが4回で治る治療法とは?

  • モートン病

症例報告

Top Member丸山

「患者」

15歳、中学3年、男

「来院日」

平成29年 7月中旬

「症状」

モートン病、肉離れの後遺症

「来院経緯」

患者は陸上部に所属、種目は短距離。

 

発症は半年前。

患者は練習のクールダウンの際、両足の指の付け根にチクチクと針で刺したような痛みを感じる。

患者は痛みを放置せず、入念なアイシングとストレッチを行い、その日を終える。

 

翌日、チクチクとした痛みは治まっていなかったが、走れない程の痛みではなかったので、この状態で練習を行う。

 

その日から約2ヶ月間は、この痛みが治まったり、現れたりという状況が続く。

 

ある日の部活でクラウチングスタートの練習の際、右足指の付け根に電気が走ったようなビリッとした痛みが現れた。

その日を境に、チクチクとした痛みが、ズキズキと疼くような痛みに悪化。

今まで普通に走れていたのに、この痛みのため思い切り走れなくなる。

 

患者は「このままでは流石にまずい」と思い、自分の症状をネットで検索。

自分の症状が「モートン病」と言われる疾患と合致している事を知り、セルフケアの仕方やテーピングの仕方を検索し、それで対応する事にした。

 

この時期、患者は体育の授業で左のふとももの肉離れを起こし、1ヶ月間部活を休部。

 

1ヶ月後、部活の練習を再開。

肉離れのため安静にしていた事や、ネットで知ったテーピングを施して練習を再開したため、モートン病の症状は改善。

テーピングを施した状態で、3ヶ月間練習を続ける。

 

この時、患者のモートン病の症状は完全に消失しているわけではなかった。

テーピングを施して走っている最中、痛みは現れなかったが、テーピングをはずすと痛みが再び現れる状態をこの3ヶ月間繰り返していた。

 

ハードな練習をした翌日の朝が一番痛く、ベッドから降りた直後は激痛が走る程痛い日もあった。

 

これに加え、体育で負傷した肉離れの箇所に、引きつるような違和感が出始める。

軽いジョギング程度だったら、この違和感は現れないが、無理をすると引きつるような違和感が現れ肉離れを再び起こしそうで、思い切り走れない状況が続く。

 

2週間後に陸上競技大会を控え、現状よりも痛みが悪化する事を危惧した患者は、web上でモートン病の治療に明るい治療院を探し、当院のHPたどりつく。

口コミなどを見て、来院することを決意。

「治療経過」

1診目

はじめに、肉離れを起こした、太ももの裏側を触診する。

腫れや熱感、圧痛はなく、施術室内で軽く走ってもらったが痛みは確認できなかった。

 

患者は「引きつるような違和感が出るのは練習の後半からで、走り始めなどは大丈夫」との訴え。

現段階では痛みを確認できないので、治療効果を確認することが難しい。

治療と練習を交互に行い、症状の反応を見ながら、随時治療法を変えていくことにする。

 

次に、患者が痛みを訴えている足の指の付け根の部分を確認する。

上の写真のチェックの箇所に痛みを訴えており、強い圧痛も確認出来た。

両足にモートン病の症状が現れているが、特に右側に強い圧痛を訴えた。

 

施術室内でジャンプをしてもらい、疼痛の出方を確認。

着地した時に、強い痛みを訴えた。

この時のペインスケールを「10」と設定し、治療を開始する。

(ペインスケールとは痛みを10段階で表わした指標のこと。10に近づくにつれ痛みが増す。患者に数字を示させる。)

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

足関節アライメント調整、アキレス腱調整、腓骨アライメント調整、腸骨筋調整

 

治療後、ペインスケール「10」→「5」

 

患者の疼痛箇所は、確かにモートン病の疼痛箇所と合致している。

しかし、患者の年代でモートン病を発症するのは、極めてまれである。

モートン病以外にも足裏の痛みを重くしている原因があると判断。

 

足関節のアライメント調整とアキレス腱調整を行った結果、ペインスケールが半分に改善した。

この時、モートン病の治療は行わず上記の調整で痛みが改善した事から、やはり見立て通り、痛みの原因は他にもあった事が分かる。

 

陸上競技大会は2週間後という事であるが、患者は治療の反応がとても良いことから、モートン病に関しては間隔を詰めて治療することで、完治は可能であると患者に伝えた。

 

肉離れの後遺症の治療も行ったが、治療室内での痛みの再現が困難なので、症状が改善したかを判断できない。

患者に練習中に痛みが出るかを確認してもらい、その結果を報告するように伝え、次回は3日以内には来院するように伝えた。

2診目

前回から1日後の来院。

患者から「今までは練習の後半になってくると、太ももの引きつりが強くなっていたが、治療後に練習したら、それが現れなかった。」との報告。

 

モートン病の圧痛を確認。

圧痛の範囲は前回と変わりなし。

ペインスケールは「5」のまま維持。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

足関節アライメント調整、アキレス腱調整、股関節アライメント調整、腸骨筋調整、大殿筋・中殿筋指圧

 

治療後、ペインスケール「5」→「3」

患者にテーピングをして練習をするのはやめるように指導。

次回も3日以内に来院するように伝え、2診目施術終了。

3診目

前回から2日後の来院。

患者から「左足のモートン病の痛みはなくなった。右側は多少痛みはあるが以前程ではない。太ももの引きつりは全く感じない。」との報告。

 

右足のモートン病の圧痛箇所を確認。

圧痛の範囲は変わりないが、圧痛の程度は患者によれば格段に下がっているとのこと。

ペインスケールは「2」

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

足関節アライメント調整、アキレス腱調整、股関節アライメント調整、腸骨筋調整、腸脛靭帯指圧

 

治療後、ペインスケール「2」→「1」

患者から「痛みというよりかは、違和感が少しある程度。」との報告。

次回も3日以内に来院するように指示し、3診目施術終了。

4診目

前回から2日後の来院。

患者から「モートン病の痛みは全く出なくなった。太ももの痛みも全くない。」との報告。

 

足の症状がすべてなくなった事で、思い切り走ることが可能になり、今まで更新する事が出来なかった、自己タイムを大幅に更新することが出来たとのこと。

 

両足のモートン病の圧痛を確認したが、圧痛は確認できなかった。

ペインスケールは「0」

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

足関節アライメント調整、アキレス腱調整、腸脛靭帯・大殿筋・中殿筋指圧

 

今回で、モートン病の治療は一旦終了する旨を患者に伝えた。

患者の足関節や股関節には、まだ可動域制限があり、これを改善すれば、さらにタイムを更新する可能性が大いにある。

次回からは、それを目指して関節や筋肉の微調整を行っていくことを伝え、4診目施術終了。

5診目

前回から2日後の来院。

モートン病と肉離れの後遺症の引きつりは再発していない。

患者から「身体と足が軽くなり、すごく走りやすい」との報告。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

股関節アライメント調整、足関節アライメント調整、アキレス腱調整、下腿・大腿部エネルギー調整

 

患者は3日後に大会を控えているので、今回は疲労を取る調整と関節の可動域を上げる調整を施した。

5診目施術終了。

6診目

前回から4日後の来院。

大会では2位で、県大会に出場することが決まったとのこと。

今回も自己タイムを更新したようである。

患者から「短期間で悩んでいた症状がなくなり、短期間で2回も自己タイムを更新したことに驚いている」との報告。

 

治療;

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

足関節アライメント調整、股関節アライメント調整、アキレス腱調整、下腿・大腿部エネルギー調整

 

次は全国大会に向けて患者の身体の調整をしていく事を伝え、6診目施術終了。

「患者さんの口コミ・感想」

Q1、どんな症状をお持ちでしたか?

モートン病

肉離れ(走った時の少し感じる違和感)

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

なかった。

完全になおると言われたから。また、具体的に何日で治ると言われたから。

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。

かるくなって、タイムものびていった。

タイムものびて自身を持つことが出来た。

 

お名前:S

ご年齢:15

「担当からの考察」

今回の患者さんであるSくんの場合、半年間もモートン病が治らず、2週間後には大会を控えており、治す期間が本当にギリギリの状況でした。

 

実は、この年代の子のモートン病を見たのは初めてでした。

モートン病は30代、40代以上に良く見られる疾患で、当院にもこの年代のモートン病の方はよく来られます。

Sくんのような年代の子供に発症するのは本当にまれだと思います。

 

しかしこういった場合、モートン病として痛みが出ているだけで、実際の原因は違うところにある場合が多いです。

実際にSくんの場合は、いつものモートン病の方にする治療と全く違うアプローチから治療した結果、短期間での完治に至りました。

 

どんな治療をしたかというと、足関節のアライメントの調整と身体の重心を整える施術をしました。

 

一般的には、足裏全体に体重が乗っている状態が好ましいとされているのですが、Sくんの立位の姿勢の重心はかなり前方にあり、足の指で全体重を支えている状態でした。

これに加え、Sくんの足関節は可動域が極端に悪く、クッションの役割の足関節が、その力を十分に発揮できていませんでした。

 

この状態で過度なメニューを繰り返し行っていたため、モートン病として症状が現れていたのです。

 

Sくんがこのような状態であることを1診目の時点で見抜けることができたので、短期間での完治に至ることができました。

 

他にも、股関節の可動域や、溜まっていた疲労をとることで、2週間で2回も自己タイムを更新することが可能になったのです。

 

現在、Sくんはジュニアオリンピックの予選に向けて練習をしています。

私は、Sくんがさらに自己タイムを更新することが出来るように、身体の調整を全力で行っています。

「自分に自信を持つことが出来た」とSくんが思ってくれたことを、とても嬉しく思っています^^

 

最後に、

当院では痛みに対する治療の改善は当たり前で、さらにスポーツのパフォーマンスを上げる事さえ可能です。

スポーツをしているお子さんで、痛みが特にない方でも、運動のパフォーマンスを上げるために施術を受けられる方も多いです。

 

スポーツ選手や音楽家さんは「この〇〇関節だけ柔らかくしたい!」なんて細かい要望を訴えられる方もいらっしゃいますが、少々の無理な要望でも、私にはそれに応えられる力がありますので、なんでも相談してきてほしいと思っています。

私はスポーツを頑張っている子が、存分に力を発揮できるよう手助けしたい!と強く思っていることをみなさんに知っておいていただきたいです。

 

治療担当 丸山

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モートン病ってホントに治るの?

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