症状改善報告
整形外科で異常なしと診断された重度の腰痛の原因は〇〇疲労だった。
- 慢性頭痛
症例報告
Top Member丸山
「患者」
20代、男性、会社員
「症状」
腰痛
「来院日」
平成29年 4月下旬
「来院経緯」
発症は5ヶ月前。
患者は朝目覚めた時に腰の筋肉が突っ張っているような違和感を覚える。
起き上がるときに腰にズキっとした痛みが走った。
患者は以前から慢性的な腰痛を抱えていたため「いつものことだろう」と考え、特に気にせずそのまま出社する。
午前中は腰に痛みを感じながらも仕事が出来ていたが、午後になるとズキズキと疼くような痛みが腰に現れた。
座位でも腰の痛みが強く現れるので、仕事中時折り立ってはストレッチを行うことで痛みを緩和させるようにした。
その日は近所の整骨院に行き、マッサージや電気治療などを行った。
しかし、翌日も朝から同じ痛みが腰に現れた。
今まで慢性的な腰痛を抱えていた患者であるが、業務中に痛みを感じることはあまりなく、身体が疲労すると痛みが出る程度であった。
今回の腰痛は1日中痛みを感じ、長時間は座っていられないくらい痛みの度合いが強かった。
それからは整骨院に頻繁に通うようになる。
その場では痛みが改善するものの、翌日には痛みが再発するという事が続く。
自身でもストレッチなどを行ったが、効果はなかった。
発症から5か月後、腰痛は依然として現れていた。
仕事中はコルセットを腰に装着し、痛みが酷い日は整骨院に行き痛みを緩和させる日々が続いていた。
以前はサッカーを趣味として毎週末は運動していたが、この5ヶ月間はほとんど出来ていない状態である。
友人からサッカーに復帰してほしいとの連絡があり、自身も再びサッカーをしたい想いがあったので、本格的に腰痛の治療を開始することを決意。
鍼灸院や接骨院を通い、マッサージやストレッチをしたが完治には至らなかった。
web上で腰痛の治療に優れた治療院を検索したところ、当院のHPにたどり着く。
当院の口コミを見て来院することを決意。
「治療経過」
1診目
現在、患者は朝に腰痛を強く感じると訴えている。
身体を動かしていくとだんだんと痛みが和らぐが、仕事中に長時間の座位を続けていると腰痛が再び現れるとのこと。
下肢のしびれはなし。
腰部の触診と検査法を行う。
SLRテスト陰性
パトリックテスト陰性
ニュートンテスト擬陽性
腰部を触診したところ、脊柱起立筋と腰方形筋に強い硬結と圧痛を訴えた。
問診と触診、検査法から「腰椎ヘルニア」「腰椎すべり症」「腰椎分離症」の疑いは捨てる。
この時点では患者に腰痛の原因が明確ではないので、治療を進めながら原因を特定していく。
患者のように原因が分からず、身体に痛みを訴えている方は少なくない。
私の経験上、そのような方でも痛みを解消するのは可能であり、今回の患者の場合も例に漏れないと推測。
そのことを患者にはっきりと伝えた。
施術室内で再現される痛みの中で前屈時に一番強く痛みを訴えたことから、この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療開始。
(ペインスケールとは痛みを10段階で表わした指標のこと。10に近づくにつれ痛みが増す。患者に数字を示させる。)
治療:
曲池・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓(腎臓・腸)調整、頸椎調整、アキレス腱調整
治療後、ペインスケール「10」→「7」
腰部を直接触らずにペインスケールが減少したことから、痛みの原因は腰部以外にもあると判明。
患者は朝に腰痛が強く現れるという事なので、治療後の朝の状態を観察するように指示。
次回は5日以内に来院するように指示し、1診目施術終了。
2診目
前回から3日後の来院。
患者から「治療後から朝の痛みが軽減されたように思う。しかし、まだ痛みは出ている」との報告。
ペインスケール「7」のまま維持。
今回も治療を勧めながら、原因を特定していく。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓(腎臓・腸)調整、頸椎調整、骨盤アライメント調整
背部兪穴にお灸し、内臓調整
治療後、
ペインスケール「7」→「5」
ペインスケールが半分に減少。
次回も5日以内に来院するように指示、2診目施術終了。
4診目
患者から「日中の痛みはかなり軽減されている。朝起きた時の腰痛はまだある。」との報告。
痛みは軽減されつつあるが、長時間の座位では鈍痛が腰に現れてくるとのこと。
ペインスケール「3」
腰部を触診したところ、初診時に見られた起立筋と腰方形筋の硬結が改善されていることが分かった。
圧痛はまだ確認できるものの、初診時程の痛みではないとのこと。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓(腎臓・腸)調整、頸椎調整、腸腰筋弛緩調整
背部兪穴にお灸し、内臓調整
治療後、ペインスケール「3」→「0」
施術室内で再現される痛みは消失したので、仕事中や朝起きた時の腰の様子を観察するように指示し、次回来院した時に教えて欲しいと伝えた。
4診目施術終了。
5診目
前回から5日後の来院。
患者から「前回の治療後から日中の痛みはほとんど感じなくなった。長時間の座位も鈍痛の程度がかなり軽減されている。朝の痛みはまだある。」との報告。
ペインスケール「0」のまま維持。
脊柱起立筋と腰方形筋の圧痛は消失。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓(腎臓・腸)調整、頸椎調整、腸腰筋弛緩調整
背部兪穴にお灸し、内臓調整
次回は2週間後に来院するように指示、5診目施術終了。
7診目
患者から「朝の腰痛は全く感じなくなり、仕事中も痛みはない。先週サッカーをしたが、痛みが再発することはなかった。」との報告。
ペインスケール「0」のまま維持。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、太谿に置鍼し、身体全体のエネルギー調整
内臓(腎臓・腸)調整、頸椎調整、腸腰筋弛緩調整
背部兪穴にお灸し、内臓調整
次回からは1ヶ月に1回のメンテナンス期に移行する旨を伝え、7診目施術終了。
「患者さんの口コミ・感想」
Q1、どんな症状をお持ちでしたか?
腰痛
Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?
また心配はどうやって解消しましたか?
特になし
Q3、当院の施術を受けた時の印象・感想などを教えてください。
痛みの原因をはっきりとわかりやすく伝えてくださって他の店とは全然違う印象を受けた。
Q4、あなたと同じ様な症状を持った方へなにか勇気が出るメッセージがあればお願いします。
どんな症状でも必ず治る!!
お名前:N・Y
住所:大阪市鶴見区
ご年齢:25
ご職業:会社員
「担当からの考察」
現在、腰痛が完治したN・Yさんは趣味のサッカーを毎週楽しんでおられます。
5ヶ月近くサッカーが出来ていなかったので、はじめは筋肉痛などに苦しんでおられましたが、今は以前と同じようにスポーツが出来ています。
私は初診時の本当に痛みでツラそうな状態を知っている分、今のN・Yさんの状態をとても嬉しく思っています^^
今回N・Yさんの治療をして思ったことは「整形外科的に異常がない場合の痛みこそ、当院の治療がいかんなく発揮される」という事です。
私たちが行う治療は、痛みの出ている箇所だけを見るのではなく、身体全体を診て悪いところを特定して施術していきます。
N・Yさんは他の治療院で腰に電気をあてたり、マッサージをしても一向に良くなりませんでした。
私が腰を触診したところ、確かに腰部に硬結や圧痛が確認できました。
しかし、それは腰痛を起こしている原因ではありませんでした。
N・Yさんの腰痛の根本原因は「腎臓疲労」でした。
腎臓と腰痛が関係しているの?と疑問に思う方がいらっしゃると思いますが、東洋医学的に腰と腎臓はとても密接な関係にあるのです。
N・Yさんも脈診で腎臓に疲労が見られたので、腎臓調整を主に行いました。
3診目まで腰は一切触らなかったですが、ペインスケールが「3」まで減少しました。
後は頸椎の可動域も悪かったので、その微調整を行った結果、7診目で完治に至りました。
今回のケースのように、腰を一切触らずに腰痛が改善する事は当院ではよくあることなのです。
これは患部だけが痛みの原因ではないという事を前提として、治療を行っているからです。
最後に、
当院ではN・Yさんのように、たくさんの治療院を回って良くならなかった方が毎日のように来られます。
私はそのような方こそ治してあげたい!という強い気持ちを持って日々治療にあたっていることを、みなさんに知っておいていただきたいです。