症状改善報告

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症状改善報告

毎月10日間寝込んでしまうPMSが4か月で改善する鍼灸治療とは?

  • 月経前症候群・PMS

症例報告

Top Member丸山

 

「患者」

女性、主婦、42才

「症状」

PMS(月経前症候群)

「来院日」

平成29年 8月初旬

「来院経緯」

発症は11年前、出産を期にPMSの症状が重症化する。

 

患者はもともとPMSの症状があったが、出産前は排卵日前後に頭痛や眠気がある程度であった。

しかし出産から半年後、突然患者は全身の異常な脱力感やだるさに襲われた。

10日間全く起き上がることが出来ず、ずっと寝たきりの状態であった。

患者は風邪か熱と思っていたが、翌月も全く同じ症状が出たため病院に行ったところ、医師から「PMS(月経前症候群)」と診断。

漢方薬を処方され服用を開始。

 

毎日漢方薬を服用したが、症状は改善されず毎月10日間は寝たきりの状態になる。

患者は他の病気の可能性を危惧し、病院で血液検査や脳のMRIを撮ったが、すべて異常なしであった。

 

それから約2年間、患者は治療薬、食事、運動、サプリメントなど出来ることはすべて試した。

しかし症状は全く改善されず毎月10日間は寝たきりの生活を余儀なくされた。

 

発症から2年、婦人科でピルを処方されたところ、PMSの症状が緩和される。

それからはピルを服用し続けることでPMSの症状が落ち着くようになった。

 

しかし約3年間ピルを服用していたが、服用していてもPMSの症状が再び現れるようになった。

ピルの種類を何回か変えたものの、再び月経前に寝込むようになってしまった。

 

患者は月経前以外は心身ともに元気であり、活発に日常を送っている。

しかし月経前になると体が異常に重くなり、思考力が低下し食欲不振に陥り、寝込んでしまう程の体調不良が毎月10日間続く。

それから5年間、毎月来るPMSの症状に折り合いをつけながら生活を続けていた。

 

発症から11年後、いつもは10日間しかPMSの症状が現れないのに、2週間が経過しても緩和されない状況が続く。

患者はweb上で何か良い方法がないかを検索したところ、当院のHPにたどり着く。

当院の方針や口コミを見て、来院することを決意。

 

「治療経過」

1診目

現在、患者は2週間程PMSの症状が続いている状態とのこと。

はじめの10日間はいつも通り全くベッドから起き上がることが出来なかった。

それ以降はだんだんと動けるようになったものの、身体の重怠さが取れない状態である。

 

現在はピルの服用はしておらず、複数の漢方薬を飲んでいる。

毎月現れるPMSの症状を詳しく問診したところ、脱力感、眠気、食欲低下、無気力、思考力低下、不安感、焦燥感などが主に症状として出てくるとのこと。

月経前は家事も全く出来ず、立っていられない程、身体が重怠くなるようである。

 

現在は身体が重怠いだけで、上記の記載している症状はないとのこと。

 

症状は重度で発症期間が長いことから、1、2回だけの治療で完治することは難しいことを患者に説明。

しかし、私の今までの経験から期間をかけて治療することで完治は可能であることを伝え、はじめの1ヶ月間は詰めて来院するように指示した。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

女性ホルモン調整、内臓調整、自律神経調整

 

PMSの症状は施術後すぐに改善するものではないので、施術後の症状の確認は行わず治療を進めていく。

私も同じ女性であることからPMSに辛さはよく理解でき、出来るだけ治療期間をかけず完治させたいことから、はじめの1ヶ月は週に2回は来院するように指示した。

私の経験から、はじめは詰めて来院することで治療期間を短くすることが出来るというのが理由である。

1診目施術終了。

 

2診目

前回から3日後の来院。

患者から「身体の重怠さは取れた。月経は約3週間後なので今はPMSの症状はなく健康である。」との報告。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

女性ホルモン調整、自律神経調整、内臓調整

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

5診目

患者から「来週は月経がくる予定日であるので、いつもはこれくらいから調子が悪くなる。しかし、今のところはその兆候はみられない。」との報告。

 

治療;

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

女性ホルモン調整、自律神経調整、内臓調整

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

6診目

前回から5日後の来院。

患者から「PMSの症状が現れた。しかし寝込んでしまうことは全くなく、身体の重怠さだけであった。家事もこなすことができた。」との報告。

 

患者はPMS時は必ず10日間は起き上がれない状態であったのが、今月は寝込む日は1日もなかったとのこと。

身体に怠さはあったものの、以前の比ではなかったので、日常生活を問題なく過ごせたもよう。

 

治療;

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

女性ホルモン調整、自律神経調整、脳脊髄液循環調整

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

この1ヶ月で身体に治りやすい状態になるような調整をひたすら行った。

これで治りやすい土台が出来たので、次回からは週に1回来院するように指示し、6診目施術終了

9診目

患者から「来週に月経が来る予定で、もうすぐPMSの症状が出ると予想している。しかし4日後子供の運動会があり、どうしても参加してあげたい。」との報告。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

女性ホルモン調整、自律神経調整、脳脊髄液循環調整、骨盤アライメント調整

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

先月はPMSのために寝込むことはなかったが、PMSの症状は出ていた。

4日後に運動会があるとのことなので、調子の良い状態で参加するために次回は2日後に来院するように指示した。

 

11診目

患者から「運動会前に集中して来院したので、今月はPMSの症状は全く出ず、運動会にも参加することが出来た。PMSの症状が全く出なかったことは初めてであったので、とても嬉しい。」との報告。

 

治療;

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

女性ホルモン調整、自律神経調整、脳脊髄液循環調整、骨盤アライメント調整

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

次回は2週間後に来院するように指示し、11診目施術終了。

 

15診目

初診時から4か月経過。

患者から「今月もPMSの症状で寝込むことはなく、問題なく日常を過ごすことが出来た。」との報告。

 

患者はこの4か月、PMSの症状で一度も寝込むことはなかった。

身体の重怠さや食欲不振はたまにあったものの、症状の程度も以前の比ではないので、いつ通り家事をこなすことが出来ているとのこと。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

女性ホルモン調整、自律神経調整、脳脊髄液循環調整、骨盤アライメント調整

背部兪穴にお灸し、内臓調整

 

次回からは3週間に1回のメンテナンス期に移行する旨を患者に伝え、15診目施術終了。

「患者さんの口コミ・感想」

Q1、どんな症状をお持ちでしたか?

ひどいPMS(怠さ、無気力、食欲低下など)で10日間寝込む

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

鍼灸治療は初めてだったので、すごく心配はありましたが、今まで他の治療ではなかなか治らずどうすることも出来なかったので最後の治療だと思い来院しました。

Q3、当院の施術を受けた時の印象・感想などを教えてください。

とても気持ちよく、次も早く来院したいと思いました。

先生に「治りますよ」と言っていただいた言葉がとっても嬉しかったです。

Q4、あなたと同じ様な症状を持った方へなにか勇気が出るメッセージがあればお願いします。

どんな治療をしても治らなかった症状が治ります!!

 

お名前:竹谷裕子

ご住所:奈良市

ご年齢:42才

ご職業:主婦

「担当からの考察」

今回、私が竹谷さんを担当させていただいて本当に良かったです。

PMSが改善した喜びを一緒に分かち合えて、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

同じ女性としてツラさが理解できるだけに、喜びもとても大きかったです。

 

さて、今回の治療の考察です。

PMS(月経前症候群)と一括りで呼ばれていますが、症状は人によって全く違います。

同じ人でも月によって現れる症状が様々で、その症状の種類はなんと200種類以上だと言われています。

症状は大小さまざまですが、一般的にPMSの症状でよく例に挙げられるのは、「下腹部痛」「乳房痛」「眠気」「肩こり」「イライラ」「憂鬱」など身体的症状と精神的症状が現れます。

 

今回の患者さんである竹谷さんの場合、このPMSの症状に約11年という長い期間悩まされていました。

しかも、その症状は重度で毎月10日間は必ず寝込んでしまう程のものでした。

計算すると、1年間の約3分の1は調子が悪く、寝込んでいることになります。

私はPMSでお悩みの女性患者さんをよく診ますが、ここまで重度の方を診たのは私も初めてでした。

 

竹谷さんはPMS時は出歩くことはもちろん、家事やお子さんの世話など、いつも出来る事が出来なくなっていました。

これまで西洋薬、漢方の服用や運動、生活習慣の見直しなど、出来ることはなんでも行ってきたそうですが、症状は一向に改善されず、良くても症状が少しだけ緩和する程度でした。

 

当院にはじめて来る時も「今回で改善しなければ、諦めよう。PMSの症状と折り合いをつけて生活しよう。」と思い来院されたそうです。

私も竹谷さん程ではないですが、PMSの症状に悩む時があります。

同じ女性としてPMSの症状がどれだけしんどいか良く分かるので、「本当になんとかしてあげたい!」と強く思いました。

 

竹谷さんの治療は、女性ホルモンの調整と自律神経を整える調整を毎回行いました。

はじめの1ヶ月はこれを重点的に行うことで、身体を治りやすい状態にしました。

この調整を1ヶ月続けるだけでも、PMSの症状で寝込むことはなくなりました。

次に脳脊髄液の循環を促し、骨盤のアライメントを整えることで3ヶ月目には月経前でも普段と同じ生活を送る事が出来るまでに改善しました。

 

今は1ヶ月に1度来院してもらうメンテナンス期に入っています。

月経前は詰めて来てもらうように指示するときもあります。

 

もちろん、まだ完治とは言えません。

月によってはPMSの症状が少し出る時があるからです。

でも、それも以前とは違い、頭痛や下腹部痛が少しある程度です。

 

当院でメンテナンスをしているかぎり、前のように10日間も寝込んでしまうことはもうないでしょう。

もしあったとしても、私がすぐに良くしてあげられる自信があります。

 

私は日々たくさんの疾患を診ますが、PMSなど女性特有の疾患は特に「何とか良くしてあげたい」という気持ちが強いです。

もちろん他の疾患も「治してあげたい!」という強い気持ちはあります。

しかし、女性特有の疾患は同じ女性として共感することもよくあるので、特にそういう気持ちになったりします。

 

最後に、

たくさんの病院に行って、いろんな治療を受けてきても良くならなかった方は一度当院にご連絡ください。

私はそういう方こそ「治したい!」という強い気持ちを持って日々治療にあたっていることを皆さんに知っておいて頂きたいです。

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