症状改善報告

REPORT

症状改善報告

親指の腱鞘炎の治療は患部への施術では治らない。

  • 音楽家のジストニア

拇指腱鞘炎 症例報告 1   担当topmember 仲谷

来院

2016年4月

【患者】

女性 47歳 プロサックスプレーヤー S・Tさん

 

今回痛みの訴えが一番強い箇所

患った箇所(これは僕の手です^^)

【主訴1 症状と来院理由】

病院では手首の腱鞘炎と診断。

左手親指8か月前より親指のつけ根(手首)の痛み。

初発は2年前でその時は痛み止めの注射で治った。

その後、再発をし再び痛み止めの注射をするも治らず。

「3回注射をして治らなければ手術を考えましょう」

と医師から告げられる。

 

しばらく演奏などを休み、安静にしていたが、

演奏を再開した途端に再び激痛により、

当院に来院されるまでに整形外科さんほかに、

整体・鍼灸などあらゆる施術法を試すも、

一向に快復せず。

 

ご本人は半ばあきらめており、

「ミュージシャンを廃業するしかないのかな」

と考えていたところ、ご家族が当院ホームページを

ご覧になり「どうせ治ることはないだろう」

と思いながら来院。

 

【治療経過】

1診目

典型的な長母指外転筋の手関節部での腱鞘炎、いわゆるドゥケルバン病と判断。

炎症程度は重く、何度もステロイド注射を施しているため、腱の脆弱性が起きている可能性を念頭に置き、慎重に治療を進める必要があると判断。

少し親指を屈強させるだけでも激痛で苦悶の表情を浮かべられる状態。

 

合谷・曲池に接触鍼など気の流れ(エネルギーの調整)を整える。

ブレインチューニングにより脳が誤認した痛みの閾値を下げる。

副交感神経優位をたもつよう呼吸を誘導しながら終える。

治療終了時期には先ほど痛かった拇指の屈曲動作で激痛が走るほどではなくなったとのこと。

3診目

「親指を曲げても伸ばしても、もう激痛はきません、でも強く握りこむとびくっとした痛みがまだ起きます」との訴え。

治療:

エネルギー調整・腎臓・肝臓系中心にエネルギーの調整

橈尺関節解放調整2種 以上。

 

9診目

「もうほとんど手の腱鞘炎の痛みはきになりません」

「サックスもどんどん演奏しています」と報告。

治療:

長母指外転筋はほぼ正常の動きを示しているが、この疾患における原因のおおきな要因のひとつと考える「ホルモンバランス」がまだ正常ではなく、放っておくと再発の危険もあると考え、陽補。

 

17診目

「もう親指のことはまったく気になりません。サックスを演奏するときも何も気になりません」とのこと。

 初診から約3か月で主訴である拇指の腱鞘炎(ドケルバン病)は治療は終了。

 

【担当からの考察】

今回の患者さんの場合、プロの音楽家、サックスプレイヤーでしたので、

「このままでは廃業するしかしょうがない」

といた切羽詰まった状況で、しかも当院に来院されるまでにも病院を2か所、整体院・鍼灸院も回られて一向に回復しないという状況。

また、ご本院の意思は「どうせどこ行ったってもう治らへん」という感情をお持ちで、

ご家族に「最後にもう一回ここだけ行ってみよう」という半ば強引な形で来院されたので、

さほど期待もされていなかったご様子でしたが、

私は、そのように「大変むずかしい状態」「どこに行っても良くならなかった」などと聞くと治療家魂に火が付きアツい気持ちで、

「だいじょうぶです。楽しみにしておいてください、何とかしてさしあげましょう。」

とお伝えしたのを覚えています。

 

結果、3か月後に私の言葉が現実になり、とても喜んでいます。

でも、これは実は私の力ではなく今回の患者さんの「絶対に治したい!」「また何も痛みを気にすることなく演奏に集中できる手にもどりたい!」

といった強い想いが成功につながりました。

 

親指の腱鞘炎であるドゥケルバン病は非常に多くの女性が罹患する疾患です。

そのわりには、今回の患者さんのように「治しようがない」と見放されやすい疾患とも聞きます。

 

その理由のひとつに「患部のみ」に注目した治療を施されやすい疾患だからと考えています。

私の経験からこのドゥケルバン病(拇指の腱鞘炎)は患部そのものは炎症をおこし損傷は受けているが、その患部が原因でないことがほとんどの場合であると感じます。

そのため多くの場合原因でない患部に注射やマッサージストレッチなどを施されるも改善しないという現象が起こっているのでは?と考察。

 

私の場合、この腱鞘炎ドゥケルバン病は、

接触させるだけのかるい鍼刺激などでエネルギーの調整をし「治りやすい身体」を構築し、

その後、ホルモンのバランスを整え、場合によっては脳が必要以上に痛みを感じてしまい、炎症がひきにくくしている可能性があり、その際にはブレインチューニングを施す。

そして肩甲胸郭関節・上腕・前腕の連動性を正常化させ、

最後に手首周り、拇指周囲の腱や筋・筋膜などの微調整を施すなど確実に「するべき治療をする」ことで、多くは治癒する疾患と考えます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

音楽家のジストニアってホントに治るの?

同じ症状の改善報告