症状改善報告
足底筋膜炎はインソールでは治らない。3年間苦しんだ「かかとの痛み」が10回で治る理由
- 足底筋膜炎
症例報告
Top member丸山
この記事は、難治性と言われる『足底筋膜炎』が完治に至るまでの過程を記しています。
スポーツが思うように出来ない、仕事に支障が出てお困りの方は是非ご覧ください。
足底筋膜炎が起こる原因はなにか?
根本治療とはどういうことなのか?
足底筋膜炎が治っていく過程も詳しく記しているので、
患者さんの感想と合わせてご覧ください。
3年間足裏の痛みが取れずに苦しんだ経緯
「患者」
44歳、女性、調理師
「症状」
足裏の痛み
整形外科で「足底筋膜炎」と診断
「来院日」
平成30年 5月上旬
「来院経緯」
発症は3年前。
患者は仕事で動き回っている時に、右のかかとにズキズキとした痛みを感じた。
数分間は痛みが続いたが、その後は消失。
調理師という仕事柄、一日中立っている事がほとんどであり、
患者は「身体を酷使しているからだろう。」と考え、あまり気に留めなかった。
しかし、その日以降、頻繁にかかとの痛みを感じるようになる。
患者は自身で足裏のマッサージや、下肢のストレッチを行ったが、痛みは改善せず。
整形外科を受診。
「足底筋膜炎」と診断。
医師から「偏平足によって痛みが引き起こされている。インソールを常時着用するように。」との指示をうける。
数週間インソールを着用したが、痛みに変化なし。
次に、整骨院を受診。
患部のマッサージと電気治療を受けたが、痛みに変化は見られなかった。
その後も治療院を何か所か回ったが、
治療後は痛みが少し落ち着くものの、仕事をすれば元に戻る事の繰り返しであった。
発症から3年が経過。
当初に比べ痛みが強くなり、最近では寝ていてもかかとに疼いた痛みを感じる日もある。
仕事中にも突然ズキンと強い痛みに襲われることが多くあり、仕事に集中できない場面が増える。
患者は「今後もこの痛みに耐えていかないといけないのか。」と思い、
インターネットで足底筋膜炎について調べたところ、当院のHPにたどり着く。
当院の口コミや治療実績を見て、来院を決意。
足底筋膜炎の痛みが10診で消失
1診目
はじめに、患者が痛みを訴えている箇所を確認。
足裏を触診すると、かかと~足底にかけて圧痛を確認(下写真参考)
右足と左足を見比べたところ、患側の右足全体に腫れが見られた。
右足で踏ん張った時、ジャンプをした時に足裏の痛みが強く出る。
仕事後はいつも強い痛みに襲われ、
日によっては就寝時でも疼くような痛みを感じる。
朝起きた時の第一歩目が激痛。
症状の出現機序や触診から『足底筋膜炎』と判断。
この判断をもとに治療を進める。
患者の足底筋膜炎は偏平足が原因で起こっているとは考えにくく、
現在着用しているインソールを外すように伝えた。
(理由については、足底筋膜炎の原因・治療方法の項目に記す。)
治療:
曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼
脛腓関節、股関節調整、足指調整
2診目
前回から4日後の来院。
仕事中の痛みはやや軽減。
仕事後と安静時の痛み、朝の痛みは、依然としてあり。
今までインソールを病院の指示で着用していたが、
この4日間外しても痛みが悪化することはなかったようである。
今回は運動時(仕事中)の痛みを取り除くべく、
徹底して足関節・股関節の治療を行う。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼
脛腓関節調整、股関節・足関節調整、足指調整
3診目
前回から10日後の来院。
足を踏ん張った時の痛みが軽減。
そのため、仕事中に痛みを感じる頻度が減少。
患者から「イタタ・・と呟く回数が減った」と報告があった。
今回も前回同様に、運動時での痛み消失を目指す。
本日は患者が仕事後に来院されたため、
下腿の疲労を抜く調整を同時に行っていく。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼
脛腓関節調整、股関節・足関節調整、足指調整
下肢血流循環調整
5診目
仕事中の痛み消失。
仕事後に違和感程度の痛みあり。
朝起きた時の第一歩目に感じていた激痛も緩和している。
足裏を触診したところ、圧痛の範囲が狭くなったことが確認できた。(下写真参考)
初診時に比べ、足底全体に見られた腫れも引いているのが分かる。
今回から安静時の痛みを緩和させるべく、
内臓調整などを施し、免疫力を上げる事を目的とする。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼
脛腓関節調整、足関節・股関節調整、足指調整
内臓・自律神経調整
7診目
初診から1ヶ月が経過。
仕事後に感じていた足裏の痛み消失。
ジャンプなどを行っても、痛みは現れない。
安静時の痛みはまだ残っているが、それも違和感程度の痛みである。
朝の痛みもほとんど感じないようだ。
足裏の触診を行ったが、圧痛は確認出来なくなった。
今回も患部の治療より、
内臓調整や自律神経の調整を重点的に施し、
安静時の痛みを消失させることを目的とする。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、足三里の置鍼
背部兪穴にお灸、内臓調整、ホルモン調整
脛腓関節調整、足指調整
9診目
安静時、朝の痛み消失。
仕事中や仕事後の痛みもなし。
足裏の圧痛も確認できない。
患者から「痛みを感じずに生活出来ている。」との報告を受ける。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼
背部兪穴にお灸、内臓調整、ホルモン調整
脛腓関節調整、足指調整
次回は2週間後に来院するように指示し、治療終了。
10診目
初診から2ヶ月が経過。
前回から2週間が経過したが、
日常生活・仕事でも足底筋膜炎の症状は一切出ていない。
治療:
曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼
背部兪穴にお灸、内臓調整、ホルモン調整
脛腓関節調整、足指調整
今回で足底筋膜炎を完治と見なし、
次回から1ヶ月に1回のメンテナンス期に移行。
患者さんからの感想
Q1、どのような症状でお困りでしたか?
またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?
右足のかかと~土踏まずの痛み
整形外科・整骨院のマッサージ
Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?
鍼灸治療は大丈夫でしたが、保険外なので一回あたりの金額がどうしても高額になるので、お金が続くか、本当に治るかが心配だった・
本当に足が痛かったのと、他の治療院も似た金額だったので解消した。
Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。
施術中はとても痛かったが、かまんできない程ではなく、痛みが少しずつ感じなくなる事が増えてきたので、嬉しかった。
Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます!
久ぶりに足を動かずたびに「イタタ…」と言うのがなくなったので、すごく感謝しています。
お名前:N・K
ご年齢:生駒市
ご年齢:44
足底筋膜炎の原因・治療方法
N・Kさんは3年間も足底筋膜炎に悩まされていました。
整形外科でのリハビリや整骨院でマッサージを長年続けたにも関わらず、
症状は一向に引く気配はありませんでした。
N・Kさんのように、どこに行っても治らず、
長い間症状を患っている人は多いです。
当院にはそのような方が多く来院されますが、
そんな状況であっても、N・Kさんのように皆さん改善していきます。
では、なぜ他院で治らなかった足底筋膜炎が当院では治るのか?
まずは足底筋膜炎の原因を知る必要があります。
N・Kさんは病院でインソールを勧められ、長年着用していました。
偏平足が原因で足底筋膜炎が発症していると考えられたからです。
でも、結局はインソールを付けても外していても、痛みに変化はありませんでした。
ずばり言うと、インソールでは足底筋膜炎は治りません。
ついでに言うと、タオルギャザーや患部のマッサージでも治りません。
足底筋膜炎は足裏だけが原因で痛みを起こしているのではないからです。
N・Kさんの場合は、
①「股関節の可動域制限」
②「足関節・足根骨アライメント異常」
③「免疫力の低下」
この3つが重なり合って、痛みを出していました。
①「股関節の可動域制限」
運動時痛の主な原因。
股関節がロックされており、
足のクッションの役割が果たせず、足への負担が激増。
経穴に置鍼し、足の流れを良くしてから
当院独自のブレインチューニングを施し、可動域を正常に。
②「足関節・足根骨アライメント異常」
脛腓関節が離開し、足根骨のずれが起こり足のアーチに異常をきたしていた。
これにより足底全体が地面についておらず、かかと周辺負担をかけ痛みを倍増。
筋膜・骨膜を緩め、骨のずれを正常化させた。
③「免疫力の低下」
安静時痛、朝の痛みの原因。
免疫力が低下しているため、痛みが解消されず、痛みを繰り返す。
内臓調整、ホルモン調整を灸・鍼・手技で施す。
この3つのプロセスを踏むことで、
3年間苦しんだ足底筋膜炎が完治に至りました・
足底筋膜炎が難治性の疾患と言われている理由が何となく分かりましたか?
インソールやマッサージでは表面的な痛みは取れても、運動をすれば元通り。
それは根本治療ではなく、対処療法です。
根本治療とは、この3つのプロセスを踏むことでやっと成り立つのです。
私は足底筋膜炎に悩む患者さんを多くみてきました。
子供から大人まで年齢層は幅広いですが、
ほとんどすべての患者さんが
「もっと早くここに来れば良かった。」と言って下さいます。
治療院を選ぶ基準は人それぞれだと思いますが、
大前提は『痛みを治してくれる所』だと思います。
『どこに行っても良くならない』』『一時は緩和するけどすぐに元通り』
このような方は当院にお越しください。
「ここに来て良かった。」
きっと、あなたもそう思えるはずです。
最後に、
足底筋膜炎は適切な手順と治療で、再発なしの完治に導ける疾患です。
あなたとのご縁をお待ちしております。