症状改善報告

REPORT

症状改善報告

慢性腰痛の原因は8割以上が腰以外!?

  • 慢性腰痛

症例報告

Top Member丸山

 

「患者」

男性、30代、美容師

「症状」

腰痛

「来院日」

平成29年 11月上旬

「来院経緯」

発症は2か月前。

患者はジムでトレーニング中、ダンベルを置いたと同時に左腰にズキッとした痛みが走る。

動けない程の激痛ではなかったが、歩く度に腰に疼くような痛みを感じた。

患者はすぐにトレーニングを中断。

ストレッチを入念に行い、腰に湿布を貼り安静に過ごした。

 

翌日、昨日ほどの痛みではなかったものの、腰を動かすたびにズキズキと鈍痛を感じた。

それから約1週間、腰に湿布を貼りトレーニングを休むことで痛みが徐々に軽減していく。

発症から2週間、歩くだけでも痛かった腰痛は改善。

 

しかし、ジムでトレーニングを再開したと同時に腰痛は再発。

患者はトレーニングを再び中止したが、以前のように安静にしていても痛みが治まることはなかった。

 

仕事中に立ちっぱなしでいる時や、長時間の座位で腰に強い痛みが現れ、自転車に乗っている時など不意の動作でも腰に痛みを感じた。

 

2週間前に起こった腰痛をきっかけに、生活の中で常に腰痛を感じるようになった。

左腰にだけあった痛みは右腰にも現れるようになり、日に日に痛みの強さも増していった。

患者は仕事上、長時間立ちっぱなしでいる事が多く、痛みのせいで仕事に集中出来なくなることも多くなる。

 

発症から1ヶ月。

安静にしていても一向に良くなる兆しがなく、近所の整骨院を受診。

マッサージやストレッチ、電気治療を行う。

何度か通院したが、症状に変化はなし。

 

友人に紹介された治療院にも通院。

施された治療は患部への鍼や整体・指圧で、この治療院にも何度か通院したが腰痛は緩和されなかった。

 

患者はマラソンが趣味で、神戸マラソンと大阪マラソンに出場予定であった。

神戸マラソンまで1ヶ月を切ったが、トレーニングで走っている時も腰を庇いながら走るので、両ひざにまで痛みが出るようになった。

腰痛と膝痛で思うように走ることが出来ない状態で、このままではマラソンの完走どころか出場も危ぶまれる状況に患者は焦り、web上で腰痛に特化した治療院を探す。

当院のHPにたどり着き、口コミや当院の方針を見て来院することを決意。

 

「治療経過」

1診目

現在、患者は腰痛(左>右)と膝痛(左>右)を訴えている。

腰痛は特に仕事中や仕事後に強くなるとのこと。

膝痛はマラソンの練習中に腰を庇いながら走っていたことで、だんだんと両膝に痛みを感じるようになったという。

仕事中で長時間立位でいる時や、階段の昇り降りで膝痛が現れるようだ。

 

触診と検査を行う。

前屈(-)、後屈(-)、回旋(-)

SLRテスト(-)

ニュートンテスト(-)

 

施術室内で再現できる痛みなし。

患者によると腰痛は仕事中の長時間の立位や、走っている時などに痛みが出るようで、現段階では上記の動作をしても痛みは出ないとのこと。

 

患部を触診したところ、脊柱起立筋周辺に硬結と圧痛を確認(下写真参考)

写真の赤〇は仕事中や走っている時に痛む箇所であり、身体を酷使した後はこの範囲が広がっていくとのこと。

赤×は圧痛点であり、この付近は筋肉の硬結が確認できた。

腰部だけでなく、腹部や腹部側面にも硬結が確認され、触ると痛みを訴えた。

 

次に膝を触診。

患者は両膝の裏側に痛みを訴えている。(下写真参考)

赤×の箇所が階段の昇り降りや、仕事中の長時間での立位で痛くなるようだ。

施術室内でジャンプをしてもらったところ、膝裏に痛みを訴えた。

 

問診と触診の結果、

腰痛と膝痛は完治は可能と判断。

しかし腰痛に関しては、施術室内で痛みが再現できないため、明確な治療期間を患者に伝えることが出来ない。

理由としては施術室内で痛みが再現できない場合、その場で治療効果を確認することが出来ないので、治療の目安を判断できないからである。

 

ただ、患者は10日後に神戸マラソンがあるため、それまでに痛みを少しでも改善して欲しいとの要望。

現段階で施術期間がはっきり分からないため、施術頻度を詰める事で治療期間を明確にすることが可能になる事を患者に説明。

患者からの同意を得て、治療を開始。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腸腰筋調整、下腿内旋変位調整、大殿筋弛緩調整、足関節アライメント調整

 

施術室内で痛みが再現できないので、治療後は痛みの確認は行わない。

次回は2日以内に来院するように指示し、1診目施術終了。

2診目

前回から3日後の来院。

患者から「今まで仕事中に必ず腰痛があったのに、治療後からの2日間は全く腰痛が現れなかった。ただ、トレーニングをすると腰に軽い痛みがあった。」との報告。

 

前回の治療後から仕事中で立ちっぱなしの時に起こる腰痛は消失したとのこと。

患部を触診したところ、前回見られた腹部の硬結が緩和されいた。

 

両膝は仕事中やトレーニングの時に痛みがあったようだ。

今回も腰の調整と並行して膝の調整も行っていく。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腸腰筋調整、下腿内旋変位調整、大殿筋弛緩調整、足関節アライメント調整、股関節アライメント調整

 

今回も治療後の確認は行わない。

次回も2日以内に来院するように指示し、治療終了。

3診目

前回から1日後の来院。

患者から「トレーニング中の腰痛は感じなくなった。膝の痛みはたまにあるが、以前程の痛みではない。」との報告。

 

走っているときや、筋トレでの腰痛は消失したようだ。

膝痛に関しても、徐々に痛みが緩和されているとのこと。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腸腰筋調整、下腿内旋変位調整、大腰筋弛緩調整、足関節アライメント調整、股関節アライメント調整

 

神戸マラソンまで5日を切ったので、次回も2日以内に来院するように指示し、治療終了。

4診目

前回から3日後の来院。

患者から「仕事中の腰痛は消失した。マラソンのトレーニングを毎日行っているが、腰の痛みは感じない。膝の痛みもなくなった。」との報告。

 

前回の治療後からマラソンのトレーニングを毎日行っているが、腰痛・膝痛共に痛みなし。

 

患部を触診。

左右の脊柱起立筋の圧痛は消失。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腸腰筋調整、下腿内旋変位調整、大殿筋弛緩調整、足関節アライメント調整、股関節アライメント調整

 

明日に神戸マラソンを控えているが、今の状態なら問題なく走れると判断。

次回から2週間に1度のメンテナンス期に移行する旨を患者に伝え、施術終了。

5診目

前回から2週間後の来院。

患者から「神戸マラソンは問題なく走れた。翌日はマラソンの疲れもあって身体はしんどかったが、腰痛の再発もなく膝も痛くなかった。その後の大阪マラソンも大丈夫であった。」との報告。

 

患者は神戸マラソン、大阪マラソンを完走したが腰痛、膝痛の再発はなかったとのこと。

この2週間、仕事中や日常生活でも痛みはなかったようだ。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

腸腰筋調整、下腿内旋変位調整、大殿筋弛緩調整、足関節アライメント調整、股関節アライメント調整

 

次回から1ヶ月に1回のメンテナンス期に移行。

5診目施術終了。

「患者さんの口コミ・感想」

Q1、どのような症状でお困りでしたか?

またお困りの症状を治すために、今までどのような治療を受けてこられましたか?

腰痛、ひざの痛み

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

またその心配はどうやって解消しましたか?

なかった。

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想を教えてください。

一回で痛みがなくなったので、おどろきました。

Q4、症状が改善した現在の想いをメッセージ下さい。担当が最高に喜びます。

痛みを気にせず、運動や仕事が出来ます!

 

お名前:まさし

ご住所:奈良市

ご年齢:36

ご職業:美容師

「担当からの考察」

今回の患者さんである、まさしさんの場合2ヶ月間も腰痛に苦しんでいる状況での来院でした。

自分でセルフケアを行ったり、2か所の治療院を通院しマッサージや整体、鍼灸治療などを施されたようですが、一向に良くなりませんでした。

 

まさしさんの希望は神戸マラソンと大阪マラソンに出る事だったのですが、初診に来院したのがマラソンの10日前でした。

1ヶ月以上治らなかった腰痛を10日間で治さなければならない事に、内心では少し焦りはありました。

しかし私は意外とこういう要望に対して燃えるタイプなので(笑)、「よし!治してみせよう!」と強く決意を決め、治療に臨みました。

 

まさしさんも「治したい!」という強い気持ちを持って当院に来院されたので、私の伝えた通りに来院間隔を詰めて来て下さいました。

その結果、1回目で半分以上の痛みが消失し、4回目には痛みがゼロの状態に至りました。

 

神戸マラソンも大阪マラソンも完走されたようで、まさしさんは「少しでも良くしたいという気持ちで来院したけど、まさか完走できるまで良くなるとは思っていなかったです。」と驚いていました。

私もマラソンを完走したと聞いた時は、とても嬉しかったです^^

まさしさん、これからは運動を思いっきり楽しんで下さいね!

 

それでは治療の考察に移ります。

まさしさんは自宅でのセルフケアや他の治療院でも主に患部(腰)に対しての治療がほとんどだったようです。

腰に対してアプローチを1ヶ月以上続けたにも関わらず、腰痛は改善するどころか悪化の一途をたどっていきました。

 

これは結論から言うと『腰が原因ではなかった』ということになります。

普通、腰痛を起こすと腰が原因と考えるのは当然だと思いますが、腰だけが原因で起こる腰痛は実際は少ないです。

 

それは人によって様々ですが、首や肩、内臓、股関節、膝、足首…など腰と関係のない身体のどこかに歪みが起こることで、腰痛を引き起こすことが度々あります。

まさしさんもこの状態で腰痛を引き起こしていました。

 

まさしさんの腰痛の根本的な原因は『腸腰筋の緊張』でした。

腹部を触診したところ、下腹部に硬結があり腹膜が緊張している状態でした。

今までの経験から、このような人は股関節に何かしらの異常がある場合が多いです。

 

そしてまさしさんの股関節の可動域を調べると、極端に動きが悪いことが分かりました。

そこで股関節に付着している『腸腰筋』を弛緩させる調整を行うと、股関節の可動域が正常範囲内に改善したのです。

後は腰の緊張を取るために、大殿筋を弛緩させただけでした。

 

これだけで、2ヶ月間すっと治らなかった腰痛が3回の治療であっという間に完治したのでした。

 

『腸腰筋』は深層のインナーマッスルで刺激を入れるのが難しい場所です。

例えば『鍼』で刺激を入れようとすると、腹部から内臓を避けて深く刺入しないと届かない部位です。

 

そんな直接触ることができない深層の筋肉を、私たちはいとも簡単に緩めることが出来ます。

これはどこの治療院でも簡単に出来ることではないと思います。

でも、慢性的な腰痛はこの筋肉が原因であることが多いです。

今まで患部しか触られず腰痛が全く改善しない方は、もしかしたらこの筋肉が原因で起こっているかもしれません。

 

最後に、

私は「どこに行っても良くならなかった人こそ何とかしてあげたい!」という強い気持ちで、日々治療にあたっていることをみなさんに知っておいていただきたいです。

 

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