疾患別症状改善報告

REPORT

症状改善報告

20年間治らなかった顎関節症を完治させ、半年以上再発なしの〇〇骨調整とは?

  • 顎関節症

症例報告

Top Member丸山

 

「患者」

男性、46歳、会社員

「症状」

顎関節症

「来院日」

平成27年 6月初旬

「来院経緯」

発症のきっかけは20年前に右の親知らずを抜歯した事である。

抜歯2ヶ月後くらいに右顎に違和感を覚える。

口を大きく開けた時に違和感程度の痛みが右顎に出るようになった。

 

患者は「抜歯した後の後遺症だろう」と考えたが、医師によると「歯のかみ合わせが悪くなっている」とのことであった。

マウスピースを勧められ、それを1ヶ月装着したところ違和感が消失。

 

しかし、2ヶ月後に再び右顎に痛みが出るようになった。

マウスピースを1ヶ月程着用すると痛みは消失するものの、数か月後には痛みが再発するという事を繰り返す。

再発する度に顎の痛みは増していった。

口を大きくあけると痛みが出て、顎がはずれるような違和感も出るようになった。

医師からは「おそらく顎関節症だろう」と診断され、マウスピースをこのまま装着し続けるようにと指示された。

 

その後、歯科医での治療を継続。

しかし発症から20年経た現在も痛みは相変わらず1、2ヶ月おきぐらいに発症していた。

患者は自身の顎関節症は一生治らないと思っていたが、1週間前から再び顎に痛みが出ていたので、顎関節症の治療院についてweb上で調べていたところ当院のHPにたどりつく。

口コミで「最後の砦」と謳われているのを見て、当院に来院することを決意。

 

「治療経過」

1診目

現在、患者は口を大きく開けると顎がはずれるような痛みがあるとのこと。

食事で物を噛むときには痛みはないものの、違和感はあるもよう。

 

患者によると一度痛くなると1ヶ月くらいは痛みは続き、だんだんと痛みが落ち着いていくという。

そして1、2ヶ月後に再び痛みが現れるとのこと。

 

通常、顎関節症の症状は「開口障害」「関節雑音」「疼痛」などが一般的であるが、今回の患者の場合「開口障害」と「関節雑音」はないとのこと。

患者が訴えているのは「疼痛」であり、顎がはずれてしまうような違和感も訴えている。

 

患者の顎の状態を確認する。

先ほど患者は開口障害はないと問診で話していたが、確認したところ開口障害が見られた。

正常な人の場合、縦に指三本が口に入る。

しかし患者の場合、指二本しか入らないことが分かった。

 

患者は口を開けた時に痛みが一番強く出ることから、この時の痛みをペインスケール「10」と設定し、治療を開始する。

(ペインスケールとは痛みを10段階で表わした指標のこと、10に近づくにつれ痛みが増す。患者に数字を示させる。)

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体にエネルギー調整

ホルモン調整、内臓調整、頸椎調整、頭蓋骨アライメント調整

 

ペインスケール「10」→「3」

痛みが半分以下に減少。

口も指2.5本入るまでに改善。

 

患者には1週間以内に来院するように指示し、1診目施術終了。

 

2診目

前回から1週間後の来院。

患者から「顎はあれから痛みはほとんどない。口も大きく開けれるようになった。」との報告。

 

ペインスケール「2」

口には指2.5本が入る状態である。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

ホルモン調整、内臓調整、頸椎調整

頭蓋骨アラメント調整、顎二腹筋弛緩調整

 

治療後、ペインスケール「2」→「0」

口に指3本が入るようになった。

 

今回の治療でペインスケールが「0」になった。

しかし今までの患者の発症経緯から、ここで治療を終了すると再発の可能性が高いと考えられる。

患者には3週間に1回のメンテナンスをすることで、顎関節症の再発を防ぐことが出来ると伝え、2診目施術終了。

 

3診目

前回から3週間後の来院。

患者から「前回から顎関節症の再発は見られない。口も大きく開けることができる。」

 

ペインスケール「0」のまま維持。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、足三里に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

ホルモン調整、内臓調整、頸椎調整

頭蓋骨アライメント調整、顎二腹筋弛緩調整、背骨調整

 

口に縦指3本が入る状態であり、予後は順調である。

次回も1ヶ月後に来院するように指示し3診目施術終了。

 

6診目

初診時から6ヶ月経過。

患者は通常1、2ヶ月に1回は顎関節症を発症していた。

しかし今回の6診目で初回から約6ヶ月経過しているが、再発は1回もないという。

この状態で毎月1回メンテナンスをすれば、再発の可能性は格段に下がると推測される。

 

ペインスケール「0」のまま維持。

 

治療:

曲池・合谷に接触鍼、百会に置鍼し、身体全体のエネルギー調整

ホルモン調整、内臓調整、頸椎調整

頭蓋骨アライメント調整、顎二腹筋弛緩調整、背骨調整

 

患者は20年前から顎関節症の痛みを頻繁に繰り返していたので、6ヶ月も痛みが出ていない状況は初めてだと言う。

 

次回も1ヶ月後に来院するように指示し、6診目施術終了。

「患者さんの口コミ・感想」

Q1、どんな症状をお持ちでしたか?

右あごがはずれる感じが頻繁にあった(普通に生活していて)

Q2、鍼灸治療など、当院来院にあたって心配はなかったですか?

また心配はどうやって解消しましたか?

普通の整骨院より、こちらかと思いました(特に心配はなかった)

Q3、当院の施術を受けたときの印象・感想などを教えてください。

担当の先生も優しく丁寧で分かりやすいことから、こちらで良かったと思った。

Q4、あなたと同じ様な症状を持った方へなにか勇気が出るメッセージがあればお願いします。

体調が悪いということは、骨に原因があると思うことが今回よく分かりました。自らがなった時にはじめて(あわてて)探すことがありますが、日々の体のメンテナンスが大切ということも今回改めて分かりました。今は体のメンテナンス時期ですが、今回をきっかけに完治させたいと思います。

お名前:Y

住所:奈良県在住

ご年齢:46歳

ご職業:会社員

「担当からの考察」

今回の患者さんであるYさんの場合、20年にもわたって顎関節症を患っている状態でした。

顎に痛みや違和感を覚える度に病院に通っていたそうです。

 

私は顎関節症の患者さんをよく診ますが、今回のYさんのようなケースは初めて診ました。
というのも、Yさんの顎関節症は定期的に波のように発症するということでした。
痛みはない時は全く痛くないそうで数日調子よく過ごしたていたら、翌日には急に顎に痛みや顎がはずれるような感覚に襲われるそうです。

Yさんはそれを20年間も耐えていたそうです。

 

問診から症状の経緯を聞いていたので、Yさんの場合は顎周辺の調整だけでなく、ホルモン調整と内臓調整を毎回施しました。

顎関節症に限らず、痛みを繰り返す人は内臓疲労やホルモンバランスが乱れている事がよくあります。

 

Yさんには、この2つの調整と顎関節周辺の微調整を加える事で「10」あった痛みが2診目では「0」にまで改善しました。

後はメンテナンス期として1ヶ月に1回は必ず来院するように伝え、6か月間通院してもらいました。

その結果、この6か月間痛みの再発は1回もなかったとのことでした。

Yさんも今まで痛みなく半年も過ごせた事は全くなかったようで、当院の治療効果にとても驚いていました。

 

顎関節症の方には頭蓋骨の骨の微調整をよく行います。

少しの骨のずれで口が大きく開けにくくなったり、痛みを発したりします。

Yさんの場合も側頭骨がわずかにずれており、それを調整するだけで口に指3本が入るくらい口を大きく開けられるようになりました。

後は頸椎の調整などを同時に行うことで痛みも取りきることが出来ました。

 

Yさんは20年という長い期間、顎関節症を患っているので痛みが「0」であるからといって油断して治療終了はしませんでした。

メンテンナンスとして1ヶ月に1回治療することで、頭蓋骨のゆがみを事前に防ぐことが出来るので再発の可能性を減らすことが出来ます。

今後もメンテナンスをすることでYさんの顎関節症が再発することはほとんどないでしょう。

 

顎関節症に悩んでいる方は年代問わず、たくさんいらっしゃいます。

治療も指を軽く触れる程度で頭蓋骨の調整が出来るので、高齢の方でも体に負担なく治療が出来るのが当院のひとつの魅力でもあります。

 

最後に、

どこに行ってもよくならない、何年も症状に悩んでいる人たちこそ何とかしてあげたい!という強い気持ちを持って私が日々治療にあたっていることをみなさんに知っておいて頂きたいです。

 

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